毎日の礼拝

毎日のお話

2024/10/01NEW!

鈴木 明香(国語科)

【聖書:ルカによる福音書 6章 38節】

「与えなさい。そうすれば、あなたがたにも与えられる。押し入れ、揺すり入れ、あふれるほどに量りをよくして、ふところに入れてもらえる。あなたがたは自分の量る秤で量り返されるからである。」

 

 先週行われた修養会。私が参加した1年生の修養会で、生徒たちから大切なことを学びました。特に、2日目の夕食づくりの場面で、ある生徒が、怪我をした私を気遣い重たい鉄板を洗うのを変わってくれました。他の生徒たちも自分の仕事以外の仕事、自分がやらなくてもいいけど、でも全体のためになる仕事を率先して手伝い合う姿があり、心が温かくなりました。何より、仕事をしている彼らがとても生き生きしていることに驚きました。大変なはずの彼らから幸せそうなオーラがあふれ、近くにいたこっちまで幸せな気分になりました。

 「なんで自分が」と思うのではなく「じゃあ自分が」と行動することの大切さを教えてもらいました。時間にすると、長い人生におけるわずか数分、労力にしても翌日に響かない程度のものです。でもこの「じゃあ自分が」という気持ちで1日を過ごしていき、それが積み重なっていくと、人生そのものが変わっていくのではないかと感じました。自分の得意なこと、自分ができることを、今日実践してみませんか。そんな自分をちょっと好きになれるはずです。

 修養会という非日常で体得したこと、教科書には載っていない大切なことを、日常の中で実践していきましょう。