毎日の礼拝

毎日のお話

2024/09/11

Hさん(55回生)

【聖書:マタイによる福音書 7章 7節】

「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。叩きなさい。そうすれば、開かれる。」

 

 

 私は今年の夏休み、オーストラリア海外教室に参加しました。
 私はずっと海外に行く勇気が持てずにいました。なぜなら、私は英語が大の苦手だからです。いつも何をどう勉強したらいいのかわからず、勉強しても全く理解が進まなかった私は、英語を早々に諦めてしまっていました。ですが、定期テストではいつも英語が足をひっぱり、今後受験でも必ず必要な英語をこのまま諦めてしまいたくない、と参加することを決めました。

 現地の学校で校長先生と日本語を話さない、聞かない、見ない、書かない、の4つを必ず守り、自分のためにも、周りの人のためにもAll Englishで過ごすと約束しました。私はつたない英語を正しいか間違っているかなど全く気にせず沢山話しました。他の人に言ってもらったり、もう諦めて日本語を使ったり、翻訳アプリを使うなどすれば、きっと簡単に2週間を過ごせたのだと思います。ですが、自分にとって簡単な方を選んでしまったら日本にいる時と同じ、変わらないと思ったので完全に英語だけの生活を貫き通そうと思いました。たった2週間しかいなかったのにずっと恋しく思っているくらい、楽しい毎日でした。日本に帰ってきてから、学校での英語の授業の予習をしたり、英検取得のために勉強したり、といつの間にか英語に対する抵抗感は消えていました。

 今日の聖書箇所は、「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」です。今回オーストラリア海外教室に勇気を出して参加することは私にとって大きな挑戦でした。私は今まで、できないこと、苦手なことに対して、解決法を求める、探す前にすぐ諦めてしまう所がありました。状況を変えたい、変わりたいと思っても、新しい事や、苦手だと分かっていながら挑戦するのは不安や怖さがありました。挑戦が成功することもあれば、失敗することもあります。ですが、それも神さまが与えて下さった経験であり、諦めず進み続ければ必ず門が開かれる時がくるのだと考えるようになりました。

 私は2週間で、画面の中だけの存在であった海外の、文化、気候、自.然、人、考え方や学校、ルールの違いを知ることができました。もし皆さんが少しでも海外に出てみたい、英語を本場で学びたいという気持ちがあったらぜひ来年のオーストラリア海外教室に参加してみてください。