毎日の礼拝

毎日のお話

2024/07/16

廣瀨 千香子(国語科)

【聖書:ヨハネによる福音書 15章 9節】

「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛してきた。わたしの愛にとどまりなさい。」

 

 今日はマックス・ルケードという方の「たいせつなきみ」という絵本を紹介します。

エリという彫刻家が彫ったこびとたちは、みんなきんぴかのお星さまシールと醜いダメ印シールを、別々の箱に入れて持っていました。そしてどこででも お星様シールとダメ印シールをくっつけあって暮らしていました。失敗ばかりしてダメ印シールをいっぱいはられているパンチネロは、作り主であるエリの仕事場を訪ねていきます。パンチネロは、彫刻家エリから「とても大切だと思っている」と言われ、作り主の大きな愛に満たされます。

 私は、私たち人間もこびとたちのように、お星様シールとダメ印シールを持ち歩いてお互いにくっつけあっているのかもしれないと思いました。パンチネロのように、私たちも私たちをつくってくださった大いなる方を訪ねていくことができます。教会へ足を運んだり、一人で静かな時間を作ったりして、心の中で「神様!」と呼びかけると、神様とお話をすることができます。神様は私たちのすべてをご存じで、いつも待っていてくださいます。神様にとって私たち一人一人はみんな「たいせつなきみ」です。このことを忘れないで、今日も一日を過ごしましょう。