のぞみ寮通信

光風館

2009/06/07

光風館通信 第227号

< 今週の御言葉 >
「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。」        マタイによる福音書 7章 12節

< 睡眠をしっかり取ろう!! >
いよいよ、フェスティヴァルまであと5日となりました。各部門の準備や練習に熱が帯びてきたのではないでしょうか。先週、私は毎日のように言い続けました。

 

 「フェスティヴァルの準備や練習は、体力を使い、疲れるよ(特に、1年生にとっては初めてのことで、慣れない分、余計に疲れるよ)。だから、体調管理、健康管理をしっかりしなさい。体力を回復させるためには、睡眠をしっかり取るのが一番。消灯したら、夜更かしをせずにすぐに寝るようにしなさい!」と。

 

 本番まであと5日です。これまで以上に準備や練習に忙しくなってくるはずです。準備期間として残されたあと4日間も体調管理、健康管理をしっかりしていきましょう。私は、皆がフェスティヴァル当日に、最高のパフォーマンスを見せてくれることを楽しみにしています。
(岩原)

 

<「ボランティアマン」、現る!!>
 仰也先生は本当にネーミングが上手で、いつも感心してしまうのですが(仰也先生は、タイトルの付け方も上手だと思うんだよね。そうだ!最近、この光風館通信にコラムを書いてもらっていないから近い内に書いてもらおうね)、仰也先生がこう名付けた人物がいます。

 

 その人物とは、Kくん(1年)です。彼は、ブロック・フリー体制や完全フリー体制での食事の際(週末の食事の時もそうなんだけど)、食器を下げるシャワー槽の前で、時々、所在なげにウロウロしていることがあります。

 

 過去に何度か「お、どうした?」と聞いたことがあるのですが、彼は「いや…、別に…」と答えるだけなのです。その度に、「ふ~ん…」と思うのですが、でも、最近になって、彼が何故そこでウロウロしていたのか、その理由が判りました。

 

 Kくんは「何か自分にお手伝いできることはないだろうか…」と考えていたのです。チョッとした恥ずかしさもあったのでしょうか、それを実行に移すことにも躊躇いがあったようです。でも、最近はそうした躊躇もなくなり、積極的にいろんなことを手伝ってくれるようになりました(もちろん、これは彼が食当に当たっていない時の話なんだよ)。

 

 それは、未使用の食器を集めることであったり、濯ぎを終えた台拭きを畳むことであったり(寮長先生から畳み方を教わり、今では綺麗に畳めるようになったんだよ)、あるいは、食当が割り当てられてない週末の食事の時に、自主的に洗浄室に入って食器を洗うことであったりします。Kくんは、ニコニコしながら、それは本当に気持ちよく手伝ってくれるのです。

 

 私の好きな言葉に“Do for Others”というものがあります(キリスト教主義の学校である明治学院大学は、この言葉を教育理念として掲げているんだよ)。「他人のために事を為す」という意味です(マタイによる福音書7章12節“Do for others what you want them to do for you”「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」にその言葉が含まれているんだよ)。

 

 この言葉は「他者への貢献」とも訳されますが、そんな大それたものでなくても、身近な小さなことで「他人の為に事を為す」ことができるのは本当に素晴らしいことです。Kくんが引き続き“Do for Others”を実践してくれ、そして光風館の皆もそれに倣ってくれることを期待しています。
(岩原)

 

< ところ変われば… > 
 今年度になってからはじめての「ところ変われば…」です。初めてこれを読むことになる1年生のために、このコラム名について触れておきたいと思います。

 

 放浪癖のあった(過去形?)私はドイツに4年間、アメリカに7年間住んでいたことがあります。海外生活の間にドイツとアメリカの国内はもちろんですが、その両国の近隣国も旅してまわりました。国が違えば当然そこに暮らす人々が違い、そして風習や文化が違います。

 

 私は、実際にその土地で暮らし、また旅をする中でそうした数々の「違い」というものを、五感を通して感じてきました。日本人の感覚では、あるいは日本で暮らしていれば「当たり前」の事柄が、国によっては全く違うのです。しかし、その「違い」というものが実に面白いのです。その面白さを皆さんに伝えたいというのがこのコラムです。

 

 題して「ところ変われば・・・」です。一言、断っておきたいのは、私がこのコラムで書く内容は、その当時に基づいたものだということです。ですから、情報が多少古くなっていて、今現在においては正確でない事柄があるかもしれません。その点については、予め承知しておいてください。さて、2009年度最初のコラムは「運動会」についてです。

 

 先週、私は息子の運動会を参観しました。先週の日曜日に行われる予定でしたが、その日はあいにくの雨模様で中止になってしまい、翌々日の火曜日に延期されて行われました。午前中に私自身の授業があったので、午後の部だけしか参観できませんでしたが、息子が懸命に「玉入れ」をしている姿を微笑ましく眺めました。

 

 その時のことですが、ドイツとアメリカで生活していた頃のことがフッと思い出されました。運動会のことです。実は、ドイツとアメリカには「運動会」、あるいは「体育祭」は存在しません(ネットで調べたんだけど、諸外国にも運動会はないようだよ)。もちろん、競技会やレクレーションの類は行われていますが、それらが渾然一体となった日本のような形で行われる「運動会」、「体育祭」はありません(英語には、それを意味する呼称すらないんだ。日本の「運動会」はSports Dayと訳されるんだけどね)。

 

 ですから、私がアメリカで勤めていた学校(「私立在外教育施設」と呼ばれる私立の日本人学校に勤めていたんだ)で運動会をしていると、通りすがりのアメリカ人がよく聞いてきました。「お前たちは、一体何をしているんだ?」って。きっと、不思議な光景に見えたんでしょうね。

 

  「運動会」は、日本が近代国家を形成するのに大きな役割を果たしたと言われています。地方自治制度の整備や産業化の進展により、伝統的な地域社会が崩れていく中で、地域社会を再編成し、地域住民の連帯感を強固なものにしたからです。日本は、古来よりムラ社会が基本ですので、地域住民にも開かれた「運動会」は特別な意味をもったのでしょうね。

 

 ちなみに、「運動会」が全国的に広まるきっかけとなったのは、あの「少年よ、大志をいだけ」で有名なクラーク博士が初代教頭をつとめた札幌農学校(現北海道大学)で開催された「遊戯会」だったそうです。私たち日本人にとっては、馴染みのある「運動会」や「体育祭」ですが、諸外国では違うのです。やっぱり、「ところ変われば…」ですね。
(岩原)

 

 

< 礼拝のお話し >

S.H.(1年)
 皆さん、こんばんは。私は、今日、人間関係について話したいと思います。私は中学時代、男子の先輩とほとんど話したことがありませんでした。私が入っていた部活は吹奏楽部で、先輩は女子しかいませんでした。そのため、男子の先輩とは、ほとんど話しませんでした。そのせいか、男子の先輩のことがだんだんと怖くなり、近づくことすらできなくなっていました。

 

 でも、この光風館に来て、最初は先輩への恐怖心であまり上手く話せませんでしたが、毎日一緒に生活していく中で、徐々にその恐怖心が薄れ、話ができるようなりました。今では、中学校時代に比べ、先輩との交流がとても増えました。

 

 私は今、中学時代よりも充実した生活を送れています。私が、この光風館に来てから、充実した楽しい毎日を送れているのは、光風館の先輩達のお陰だと思います。本当に感謝しています。私は、敬和学園の光風館に入寮できて本当に良かったです。
(5月12日)

 

K.M.(1年)
 皆さん、こんばんは。僕は、これから頑張りたいことについてお話をします。僕が頑張りたいことは、二つあります。

 

 一つは勉強です。僕は中学の頃、勉強はとても面倒で、授業内容は頭に入らず、ただ単に黒板に書かれてあったことをノートに写しているだけでした。家に帰ってもゲームをしたり、マンガを読んだりしているだけでした。勉強をしようとしてもすぐに飽きて止めてしまっていたので、この高校生活で、勉強を好きになるようにがんばりたいです。

 

 もう一つは、人間関係です。僕は人と話したりするのが苦手で、学校から家に帰る時はいつも一人でした。友達と話すにしても相手が話してきたときだけで、自分から話しかけることはありませんでした。ですから、この高校生活で先輩や同じ1年生の皆さんと沢山話をして、楽しい高校生活を送ろうと思います。
(5月14日)

 

M.H.(1年)
 僕が寮生活でがんばりたいことはいくつかあります。一つは挨拶です。自分の家では挨拶をしていませんでした。おはよう、こんにちは、こんばんは、などを言っていなかったので、挨拶を忘れることが多く、それを先輩たちに指摘されます。ですから、それができるようにしたいです。

 

 二つ目は、規則正しい生活です。家にいるときは、夜更かしをすることが多く、学校では寝て、成績も良くありませんでした。寮生活では、規則正しい生活をして、学校での授業をまともに聞き、ノートも一生懸命とるようにしたいと思います。

 

 三つ目は、部屋の掃除です。家の部屋は、散らかし放題で、2週間に1回、掃除をすればいいほうでした。寮生活では、部屋を汚くしていると他の人に迷惑がかかります。自分で出したものは片付ける、を心掛けていきたいです。
(5月18日)