自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2024/04/16
中華丼・ナムルサラダ・ワカメスープ・牛乳・杏仁豆腐
8年ぶりに太夫浜に戻ると、驚かされる事や改めて気付かされる事が数多くある。中でも特筆したいのが、敬和名物の1つと謳われる「食」の豊かさだ。3月まで住んでいた沖縄では考えられないほど多くの食材に、調理員さんの熱意が注ぎ込まれた逸品がトレーを所狭しと盛り立てる。
今日のメニューは中華。中央に鎮座する豪快な中華丼、その脇を固めるナムルサラダとわかめスープ。デザートに杏仁豆腐まで付いて来る芸の細やかさに驚きつつ、このクオリティの給食に与る事のできる恵みをひしと感じた。
…完食後、満たされた思いの中でふと思い出したのが、今朝の礼拝のメッセージ主題でもあった、本学の建学の精神「敬神愛人」だった。初代校長：太田俊雄は、後半部分の「愛人」を分かり易く「人と和する」と表現し、「敬和」の名前を据えた。今日の中華丼、いやトレー全体に至っても様々な具材が和を形成しており、それがランチ全体を貫く味のハーモニーを生み出していた。それを楽しそうな笑顔で頬張っている生徒たち。その一人ひとりにも違いがあり、それがこの共同体全体の「和」を生み出している。初代校長の祈念した想いが、半世紀の時を経て「友愛館」に満ちている…そんな不思議な喜びを感じた4月中旬の午後だった。（N・M）
