毎日の礼拝

毎日のお話

2023/11/08

阿波加 寛(地歴・公民科)

【聖書:マタイによる福音書 5章 11-12節】

 

緊張すると声が出なくなります。悲しみの淵にいるとき、人は声が出なくなります。こんな詩があります。「刀を鳥に加えて鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず。声あるものは幸いなり、叫べるものは幸いなり、泣きうるものは幸いなり。今のところ私は幸いなり」。人は刀で生きた鳥を切ることには悲しみを覚えますが、包丁で生きた魚を捌いてもさほど悲しみは覚えません。魚は声を発しないからです。ここに居るのに、いないと言われることがどれだけつらいか。もし皆さんが声をあげられるなら、その幸せを噛み締めて、今も声を殺して泣いている人に耳を傾けましょう。そのための配慮と勇気が私たちに与えられますように。