毎日の礼拝

毎日のお話

2023/04/25

立川 佳英(英語科)

【聖書:マタイによる福音書 6章 34節】

 新年度、敬和学園での生活が始まり3週間となる。生活にのりきれていないとか、気の合う仲間がいないと感じている人がいるかもしれない。斎藤孝さんの著書「友だちってなんだろう?」の中の「気の合う相手とはどうしたら出会えるか」によれば、「気が合う」という状態を考えた時に2つの要素がある。

①好きなもの、好みの感覚が一致する、似ている

②リズム、テンポなどの波長が合う

 リズムやテンポの波長は合わせようと意識することで相手に合わせることができるようになる。気が合うとは、人と人のあいだに流れる感覚やリズムなどがぴったりくること。人との距離感は「人慣れ」することでつかめるようになる。人との距離感をつかめるようになると、人との接し方を考えられるようになるので、気の合う人が増える。気の合う仲間がほしかったら、狭く濃くつきあうのではなくて、広く、浅く、いろいろな人と触れ合ってみること。そのなかから、本当に濃く、深くつきあいたい相手がきっとみつかるということなのだ。

 今、敬和で人間関係につまずきを感じているひと、いろんな人と出会い時間をかけてゆっくり関係作りをしていけばよいと思う。そして3年間の敬和生活の中で本当に「気の合う」仲間を見つけてほしい。