毎日の礼拝

毎日のお話

2023/04/20

岩原 寅太郎(寮長)

【聖書:コロサイの信徒への手紙 3章 12-14節】

「敬和」に入学すると「愛」という言葉を頻繁に聞くようになります。「愛」の具体的な形や状態は「寛容」であること、私はそう考えます。最近、私は母と一緒に暮らし始めました。だいぶ高齢となり、認知機能に衰えが出て、難病を患うようになったからです。母に優しく接したい気持ちはあるのに、長年に亘る生活スタイルの違い、そして繰り返される間違いや失敗に苛立ちが募ってきてしまいます。人は「愛する」ことを始めると時に悩み苦しみます。さまざまな葛藤や矛盾に気付くからです。でも、神様が私たちに無限の愛を注いでくださっているのですから、私たちもその愛に応えなければなりません。私も、「寛容さ」を備えた「愛」ある人としてこれから母に接していきたいと思います。