のぞみ寮通信

大望館

2023/03/23

大望館通信 第332号 「卒業おめでとう」

taibo0332_01 taibo0332_02 taibo0332_03 taibo0332_04 taibo0332_05 taibo0332_06 taibo0332_07 taibo0332_08 taibo0332_09 taibo0332_10 taibo0332_11 taibo0332_12 taibo0332_13 taibo0332_14

 2月28日(火)第53回生寮修了礼拝が行われました。メリハリをつける、この表現が出来るほど素晴らしい時間でした。礼拝が始まると心地よい緊張感があり、真剣な表情で寮長のお話や生徒・保護者代表挨拶を聴いていました。礼拝が終わり、1・2年生からの「送る言葉」では、会場が笑いに包まれ和やかな雰囲気も感じることが出来ました。1・2年生は前日まで何度も呼びかけの練習を重ねて「当日ウケるのだろうか」と心配していましたが、大成功して本当に良かったですね!

 3月1日(水)卒業祝福礼拝の朝、私は泣くことを我慢出来ませんでした。毎朝、登校準備に時間のかかる第53回生でした。もちろん全員が時間ギリギリではなく、音楽室へ朝練に行く生徒も、新聞とニュースを見て余裕のある生徒もいました。生活規律委員が必死に送り出してくれた毎朝でした。最後の朝も同じように、時間ギリギリで準備をしている光景を見て、今までのいろんな出来事を思い出しました。一緒にたくさん笑い合ったことも、どんちゃん騒ぎをして私が厳しく注意したこともありました。私が疲れていた時に、大望生が労わってくれたり励ましてくれたりしたこともありました。意見が合わず互いに気持ちをぶつけ合って、話し合いを重ねて分かり合ってきたこともありました。そのような出来事が繋がって共に歩んできた日々を思い出し、涙が溢れてしまいました。私から大望生へ「広い世界で自分の人生をしっかりと歩んでほしい」と想いを伝え、最後の送り出しをしました。1・2年生が花道を作り、感謝の言葉と共に、彼らの門出を祝福しました。

 この瞬間を迎えられたことを大望生に心から感謝しています。ここ大望館で過ごした日々を糧に、使命を持って歩めるように祈っています。卒業おめでとう!また会いましょう!