のぞみ寮通信

みぎわ館

2023/03/22

みぎわ通信(67号)「出会い・愛・つながり続ける恵み」

聖句

「土に蒔くときには、地上のどんな種より小さいが、蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど大きな枝を張る。」

(マルコによる福音書4章11、12節)

※生徒が「礼拝のお話」で選んだ聖句を掲載しています。聖書に触れ、生きる支えとなる御言葉に出会い過ごせる恵みをうれしく思います。

 

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~出会い・愛・つながり続ける恵み~

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2022年度 終業日

 

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 みぎわ館早天祈祷会は、3年前の秋にコロナ感染予防のために、制限のある寮生活の中にあって、「大好きな仲間と祈り合いたい」と生徒たちの祈りによって始まりました。金曜日朝6時半、有志が眠い目をこすりながら集まってきました。聖書を読み、メッセージを聴き、祈り合う時間は、週末の心と体を癒してくれる恵みの時間でした。

 祈りのバトンが次世代の後輩に渡され続け3年間続いている祈りの時間です。退職された先生から私もバトンを受け取り、生徒たちと祈りを共に過ごせて幸せでした。

 

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 終業日は、みぎわ館恒例“しゃべり場”そして、この日は、みぎわ館で過ごす最後の夜。JKたちの大好きな物を味わいながら、時ににぎやかに、時にしんみり、それぞれの言葉で1年間を語り合いました。涙あり、笑い声あり、大切な仲間たちの言葉を一言一言かみしめながら聴き入りました。

 山あり谷ありの連続の日々。一人一人が順調ではない1年を過ごしました。順調ではないことが順調と常々生徒たちに私は語っていますが、悩み、課題にぶつかりながら歩み続ける生徒たちに、寄り添い祈り続ける事しかできず、自分の無力さを痛切に感じることが多くありました。そして、生徒たちに寄り添い、祈ることが出来る恵みを実感しています。互いに寄り添い続ける生徒たちの思いやりにも多く触れました。声をかけ続ける事、そっと見守り続ける事、励まし合う事。共に歩み続ける生徒たちの言動はその時々に誠実です。一日一日がかけがえのない日になることを実感していくのは、辛さ、しんどさを共にしているからなのだと教えられます。語られる言葉に力があるのは、一生懸命に歩み続けたからこそなのだと思います。

 1年間、共に過ごしてきた喜びを感じています。「いつまでもみぎわ館のことを祈っているからね」と多くの卒業生からのメッセージは大きな励ましでした。そして、祈り続けてくださった保護者の皆様、敬和につながる皆様に感謝して2022年度を修了します。みぎわ館はしばらく休館しますが、いつまでもつながっています。

 春からの新しい生活、希望の光を探し続け、共に歩んでいきましょう。ありがとうございました。(小菅)