敬和の学園生活

日常の風景

2022/12/07

1年生 社会科特別授業

 12月6日(火)第4定期テストの最終日、1年生は1日早くテスト全教科を終了し、社会科特別授業に臨みました。1986年に「原発の問題性について」を共同で学んだ第1回目から始まった特別授業も今年で37回目を数えました。今年度は「今見えているものが真実とは限らない~戦場の声に耳を澄ます~」と銘打って、混迷を極めるウクライナ情勢について、特別講師にジャパンプレス代表・佐藤和孝先生を迎え授業を実施いたしました。

 

 「社会科特別授業」は教員と生徒の共同によって行われる授業でもあります。今年は講演に先立って、生徒企画として少人数でのグループディスカッションが行われました。答えのないジレンマが生じる問いを投げかけ、それに対する考えを共有し議論する時間となりました。「社会問題などについて、自分の考えを誰かに伝える機会が極めて少ない。」「自ら考え自ら行動する力をつけるために何か取り組めないか。」「現在の戦争に対して当事者意識をもって考えるにはどのような思考が必要か。」といった実行委員の生徒の皆さんの問題意識から生まれた授業でした。生徒の皆さんの問題意識をそのまま生徒自身が授業に反映できるのも、この特別授業ならではのものです。

 

 こうした授業を通して、社会問題の現場に触れ、またその実態を知る人に出会うことで身の回りで起こっている問題をリアルにそして多角的にとらえる感性を、そして生徒が主体となって学ぶ中でコミュニケーション力と思考力を磨いています。

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