毎日の礼拝

毎日のお話

2022/12/02

戸松 富士子(理科)

ヨハネによる福音書 3章 16節

 ユヴァル・ノア・ハラリの「サピエンス全史」から、「私たち新人」と「旧人」の違いを取り上げました。同時代を生きた2つの霊長類だが、旧人は絶滅してしまった。新人が生き残ったのは「出会ったことがない人とでも、同じ物語を共有し、共有した人同士で協力できたからだ」とユヴァル氏は説いています。

 キリスト教徒は、「神の愛、主イエスのとりなし、復活、永遠の命を信じる」という同じストーリーを共有しています。言葉が違っても、文化が違っても、仲間であると思えるのです。

 世界には様々な宗教があり、それぞれ独自の物語を持っているます。それを認め合うのが多様性であり、グローバリズムが広がる世の中で必須の力だと思います。ぜひ敬和で、キリスト教のクリスマスを体感してほしいです。