毎日の礼拝

毎日のお話

2022/11/10

與那城 初穂(聖書科)

使徒言行録 16章 9-10節

 コスモスコンサートでは、ばらばらだった4人が仲間になっていく姿が劇と歌で演じられました。あわせて、戦場ジャーナリスト山本美香さんの著作からつくられた合唱曲も披露され、今起こっている悲劇を痛みをもって受け止めることになりました。山本さんは、自分の仕事に悩んだ時、アフガニスタンで出会った難民の「来てくれてありがとう」の言葉に、自分の仕事には意味があることを確信したといいます。パウロは旅の途中で行く手を阻まれましたが、助けを求める人に気づき、直ちに出かけました。自分の役割を確信したからでした。

 互いを分断する力が強くなっていますが、わたしたちは、その中にあっても、つながりあうようにそれぞれの役割を与えられています。その役割を探すこと、役割を果たしていくこと、それが自分を、あなたを見出すことにもつながっていきます。