毎日の礼拝

毎日のお話

2022/11/08

鈴木 明香(国語科)

ヨハネによる福音書 7章 24節

 川を渡っているときに自分の目を落としたカバは、必死で身の回りを探しました。もがけばもがくほど泥は舞い上がり、目は見つかりませんでした。探すのに疲れて動けずに座り込むと、泥は沈下し、水が澄み、結果、目を見つけることができました。皆さんは日常の中でこの「泥の沈下を待つ時間」がありますか。そんな時間を、スマホやゲームに費やしていませんか。大切なものを見つけるために必要な時間――ただじっと待つ時間、1人になる時間――そんな時間をもつことで、本当に大切なもの、自分が必要とするもの、そもそも自分とは……たくさんの大切なことが見えてくるかもしれません。敬和はそんな時間(礼拝)から1日が始まります。敬和が大切にするこの礼拝を、また日常での心を開放する時間を大切に、今日も1日共に過ごしましょう。