自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
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2022/09/02
夏野菜カレー・生野菜サラダ・スープ・牛乳・アロエヨーグルト
カレーライス。昨日から楽しみにしていたカレーライス。カレーに日はなんだかうれしくなる。しかし私は３年の担任。今日は推薦で専門学校へ進学希望を出している生徒の書類の締め切り日。お昼休みに一生懸命机に向かっているクラスの生徒をおいて、私だけがカレーを食べるわけにはいかないと、我慢していた。しかし、我慢に限界。書類作成の手を休めさせ、二人で急いでランチホールへ。いつものように大盛に盛ってもらうと、お皿からカレーがあふれる。ゆっくり食べている時間はない。おかわりを堪能する時間もないだろうとこの一杯であきらめることにした。急いで食べ終えたいが、なにせ熱い！フーフーしてお口に入れても、お口の中でホフホフしなければならない。その時間がもったいない。時間との格闘の中でもやっぱりカレーはおいしい。今日のカレーにはひき肉が使われていた。なるほど、こうすれば牛肉ごろごろよりも安上がりで作れるはずだ。
夏休み中、相も変わらずジム通いばかりしていた私は、帰りにフラッとお昼ご飯にある洋食屋さんに入った。盛りの良さに定評のある、お昼の数時間しか営業しない店である。そこで、デラックスカレー特盛を注文した。料理が運ばれてくるまで、サラダバーがありサラダとスープをいただきながら待った。しばらくしてデラックスカレー特盛の到着。その皿を見て、サラダバーを利用したことに後悔をした。さすがにこれは無理かも……。普通盛りからたったプラス150円で見たことのないような量に盛られてくる。私の大好きなバスセンターのカレーの大盛3倍は確実にある。
量に圧倒されてしまったが、やっぱりカレーはうまい。デラックスについてくるハンバーグとエビフライが最後は憎たらしくなってしまったが、満腹の限界を間違いなく越しながらも食べきった。さすがにうまかったが、しばらくカレーは食べたくなかった。
その2日後に小学校の長女が夏休みの宿題で料理を作らなきゃならないと、カレーを作ると言い出した。必死に危ないからダメだと止めようとしたが、まだカレーを食べたくなかっただけだ。そしたら、高校生の長男も家庭科の課題で夏野菜を使った料理をしなきゃならないと言い出した。ずるいことに、長女に便乗して課題を終わらせようとしたのだ。こうなると、危ないからという理由がなくなる。あきらめるしかなかった。
兄弟で一緒に料理を作っている姿を見るのは初めてだった。なんだかほっこりした。でもカレーは食べたくなかった。まだ胃に残っている感じがしたぐらいだったから。
そして夕食。出来上がったカレー。仕方なく口にしたが、やっぱりカレーうまかった。しかも私が作るのよりも。子供が作ってくれたからだろうか？いやもしかしたら、圧力なべを使ったり、無水鍋で作ったり、自分なりにアレンジして作るよりも、普通に作って食べるカレーが一番おいしいのかもしれない。
明日は土曜日休みの日。いつもと違いひき肉を使った普通のカレーを普通に作ってみよう。これでいつもよりもおいしいカレーだったら、今までの私のアレンジ努力はいったい何だったのか？
(S.M)
