のぞみ寮通信

みぎわ館

2022/09/01

みぎわ通信(32号)「この時間を大切に」

聖句

「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、たがぶらない。」

(コリントの信徒への手紙Ⅰ13章4節)

(生徒が「礼拝のお話」で選んだ聖句を掲載しています。聖書に触れ、生きる支えとなる御言葉に出会えますようにと祈ります。)

 

 

~後期始業日の朝~

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礼拝のお話

「多すぎない幸せ」~与えられた時間の中で気づくこと~     3年生

 皆さんの夏休みはどうでしたか?私の夏休みは、長いようで短い、そんな夏休みでした。

 夏休み中、私はいろんな気づきに出会いました。その二つを紹介したいと思います。

 一つ目は、自由時間は多すぎない方が幸せということです。学校に居るときは、ランチを食べた後のわずかな休憩時間に本を読むのが大きな楽しみの私。夏休みに入れば、もっと楽しみな時間が増えるだろうと思っていましたが、実際は違いました。1日中いつでも読めるとなると本に手が伸びません。“時間があったらできる”と人はよく空想するものだけど、“時間がありすぎるとできない”こともありました。本来、本を読むべき時間にぼんやりとしている時間が増えるばかりでした。ペットの猫と遊んでも、なぜか全然うれしくないことに気づきました。それもそのはず、私にはいやされるべきストレスも疲れもなかったからです。私には、自由時間は多すぎない方が幸せということがわかりました。

 二つ目は、家族と一緒に過ごす時間の大切さです。私たちは、普段家族と会うことは、休日、長期の休みだけですよね。夏休みに久しぶりに家族と会って、一緒にご飯を食べ、一緒に出掛けてとても幸せでした。中学までは、これが当たり前で、特に特別な気持ちを持ったことはありませんでしたが、今はこの時間を大切にしたいという気持ちに変わりました。

 県外に進学を希望している3年生ならばなおさらだと思います。家族と過ごすことはもっと限られてくるので、家族と過ごす時間を楽しんで、大切にしていきたいと願っています。

 後期が始まりました。後期も気合を入れてがんばりましょう!

 

 

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安心できる場所…それは、大好きなみんなのいるみぎわ館

 開寮早々、1年生からメッセージカードをもらいました。「夏休みが終わるころ、“寮に帰りたくないぁ”の思いがふくらんで、帰って来るのがとても不安でした。けれど、いざ、みぎわ館に帰って来たら、みんなの声を聞いてとっても安心しました。私は、みぎわ館のみんなが大好きで、みぎわ館が安心できる場所になっているだなって思いました。後期もよろしくお願いします」と記されていました。うれしいメッセージでした。

 寮生活は、いろいろな意味で“大変”です。けれど、一つひとつの出来事を通して、きくわっていくことを実感できる場所が寮生活です。共に過ごす関わりだからこそ、感じることができるのだと思います。

 私も生徒たちとの生活に刺激を受け、日々心を動かされ成長中です。様々な心の動きと向き合い、感じながら、共に味わい過ごしていきたい!9月を迎え、心新たに思います。(小菅)