自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2022/07/05
※写真には髪に色を付けたり、化粧やアクセサリーをつけている生徒が写っていますが、これはフェスティバルだけ、つまり一年に一日だけ許されている行為です。普段の学校生活では堅く禁じておりますので、どうか誤解のないようによろしくお願いします。
今年のフェスティバルは3年ぶりに2日間にわたって開催することが出来ました。つまり3年生にとっては初めての2日間開催となりました。経験がないことへの挑戦は、どの立場の人にとっても不安が大きかったことと思いますが、準備期間を含めて立派にやり遂げて見せてくれました。不安よりも「2日間楽しめる」というワクワク感の方が、みんなにとっては大きかったのかもしれません。
今年度の敬和学園は学年ごとにクラス数が異なるため、1・2年生についてはクラス単位で連合を組めなかったので、連合としての一体感を損なってしまうのではないかとの懸念がありました。またいくつかの大きな変更が行われました。「演劇部門」では合同チームを作らず連合ごとで発表する形に戻したことや、「パネル部門」ではベニヤ板を使わず大きな布にデザインを施す「アート部門」へ変更したことなど、新しい挑戦にも取り組みました。
そういった様々な課題・問題に取り組みながら、まるで毎年普通にやっていたことのように、全てのプログラムを見事に完遂してしまったことは少々驚きでもありました。それだけ生徒たちが奮闘したからであることはもちろんですが、支えた教員たちの働きも大きかったと思います。そして多くの保護者の方々に見守られた中で実施できたことも、敬和生に勇気を与えてくれました。
総合チーフたちの「競い合うことよりも、みんなで一緒に作り上げたい」という強い願いから始まった今年のフェスティバルも、多くの感動とともに終えることができました。中心的な役割を担ってきた3年生には少し寂しい思いをしている人がいるかもしれません。そしてこの素晴らしかったフェスティバルが今後語り継がれるものとするためにも、これからの3年生の姿勢が大切です。これからの53回生のさらなる奮闘を見守りたいと思います。