自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2011/05/31
<Last Two Weeks>
残すところあと2週間。このわずかな時間の中でどんなドラマが繰り広げられるのだろうか?
すでに自分のキャパシティーを超えそうな人がたくさんいるようです。あんなに楽しみにしていたフェスティヴァルのはずが、今は「早く終わってくれ」そう思っている人もいるんじゃないでしょうか。そしてそのほとんどが3年生のはずです。でも、そうやって思うということは、それだけ一生懸命やっているということじゃないでしょうか。
適当にやっていたらなんもしんどくないはずです。覚悟しておいてください。これからもっとしんどくなります。いっぱい悩みます。自分の思い通りに事が運ぶわけありません。それがあるから多くのことを感じ、仲間の大切さを改めて知り、フェスティヴァル当日は最高の笑顔になれるんじゃないでしょうか。
時間は元には戻りません。あれをもっとやっておいたら・・・なんて無いように、今やるべきことをしっかりと取り組んでください。
(澤野)
<3年部屋>
フェスティヴァル一色になっていて薄れてしまっていますが、3年生にとってとっても大事なことが目の前に迫っています。そう部屋替えです。この部屋替えで3年生の部屋替えは終わりです。この部屋替えで卒業まで部屋を変わることはありません。次のメンバーとは本当に濃密な付き合いになります。これはこの先の人生においてもそうです。
ある卒業生3人が同じ部屋のメンバーと高校を卒業してから、在学中と同じようにラーメンパーティーをしている姿を、しばしばメールで送られてくることがあります。たぶん彼らはこの関係を一生続けることでしょう。もしかしたら結婚をして、子供ができても家族ぐるみで付き合っているかもしれません。あの3人にとっては同じ部屋で過ごした仲間が、卒業しても特別な関係であることには変わりありません。こんな関係を続けている卒業生がまだまだいるんじゃないでしょうか。
それだけこれから同じ部屋で過ごす仲間と濃密な関係になります。次の部屋のメンバーは特別なんです。いうなれば、特別な部屋替えということになるんじゃないでしょうか?
その特別な部屋替えのメンバー決めは3年生に任せています。その意味は、これまで寝食を共にしてきた仲間です。その中から特別なメンバーを決めなければなりません。それを君たちが話し合って決めるわけです。言い換えれば、3年間同じ釜の飯を食ってきた大事な仲間から、その中からさらに特別な関係だと思えるメンバーを選び出さなければならないんです。
当然、その過程は一筋縄のように簡単ではなく、3年生それぞれが考えている思いが違います。それを伝えなければならないこともあるでしょう。でも、これまで大望館で過ごしてきた仲間だからこそ、時にはぶつかり腹を抱えて笑いあった仲間だからこそ、それをして欲しいしそれができる関係なはずです。
先日、誰でもいいからといいとりあえずアミダをやってみました。その結果、やっぱり誰でも良くはありませんでした。中には、本当に誰と一緒になっても、そのメンバーと特別な関係を作れないと感じている者もいます。でも、それは全員じゃないんです。やっぱりみんなでしっかりと話し合って決めてください。また、その話し合いから逃げないでください。これまで過ごしてきた仲間だからこそ、42回生大望生だからこそそれができるんじゃないでしょうか。
(澤野)
<礼拝のお話より>
2年S.Y.
今日は僕が敬和に来て思ったこと、敬和という学校に何を感じたかをお話ししたいと思います。敬和学園という高校は他の学校と比べてみると凄く変な学校らしいです。普通の学校というのは行事なんて数えるほどしかなく、勉強ももっと難しいし、中間考査なんてのもあるらしいです、中間考査ってなんなんでしょうか
敬和は殆ど毎月行事があり、勉強も最初は中学の復習をがっつりやります。「行事なんて面倒臭い、なんでわざわざ中学で習ったことをまたやるんだ」僕はそう思っていました。
でもそれには全て理由がある事なんだということが、去年一年間ここで過ごしたことでわかってきました。ただこれはあくまで僕の考えなので、先生方の真意とは違うかもしれません、そのつもりで少し聞いてみてください。
まず、行事が多いというのはより多く人と関わる為の様な気がします。コミュニケーションをとるというのは楽しいことですが、相手を思いやったり自分の行動や発言に責任を持たなければならなかったりと大変な事が多いです。社会に出れば尚更それは付きまといます。敬和はその予行練習をすることができる時間を確保しているのではないかと思います。僕は会話をするのがあまり得意ではありません。でも会話をしないと人間は生きていけません。予行練習のうちに苦手意識を少しずつなくしていきたいなぁと思っています。
次に中学の復習をしっかりとやるのは中学校に行っていなかった人にも配慮しているためではないでしょうか。敬和には色んな人が来ています。浮いていた人も、人気者だった人も、不登校だった人も、前の学校でヘマして移ってきた人もいます。中には勉強してなかった人、出来ない人だっています。色々な人達全てになるべく平等にチャンスを与えてくれる為に、復習をやるのではないかと思いました。敬和の先生方の多くは我慢強い先生だと思います。わからない所はしつこく聞いてみてください。
重ねて言いますが、敬和には色んな人達がたくさん集まってきています。前の学校では「変」だった人達も、ここでは普通です。なぜなら周りがみんな変な奴ばっかりだからです。まあその中でもさらに変で浮くやつとかはいますが……。そんな変な人達が集まった敬和ですが、一年間生活してみて感じたのは、寮のメンバーはさらに濃いということです、濃縮です
今年の3月卒業していった41回生も、凄い人達でした。短い間でしたが様々な事を学び、残していってくれました。僕はある先輩のことを思い出します。
他の三年生が自宅学習期間に入った中、一人残ったG先輩、その言葉を今でも覚えています。「もう一回一年生からやりたいなー。あと3年居たいわー、楽しかった」と。本当に残るつもりだったのかその後も一週間程大望館にいたG先輩でしたが、卒業していきました。ですが、G先輩のこぼした「楽しかった」の一言がとても素直に出た言葉に聞こえ、本当に楽しかったんだなと感じました。
今、一年生の中でも「学校が楽しくない」「敬和なんて来なきゃよかった」「なかなか友達ができない」そういった様々な悩みを持つ人もいると思います。もしかしたら2,3年生にもいるかもしれません。
僕は最近、辛いという理由をつけて逃げてしまう自分に気づきました。辛いから楽しくないと諦め、辛いからしたくないと逃げる自分が嫌になりました。でもそういう時にこそ笑ったり頑張ったりするのが大切なんだと思います。僕は基本的に下向きな思考の人間ですが、最近はなるべく積極性を心掛けるようにしています。皆さんも悩みに直面した時、解決することを諦めたりせずに、もうちょっと頑張ってみようという気持ちで臨んでみたらどうでしょうか。気持ちが変わるだけで状況が好転するということもあるかもしれません。
一年生の皆さんが結論を出してしまうのにはまだ早いはずです。もっとじっくりと敬和での生活を楽しんでみてください。敬和は楽しもうと思った人間だけが楽しい学校だと思います。一度しかない高校生活、卒業する時「楽しかった」と胸を張って言える敬和生活にしたいと僕は思っています。