自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2022/05/13
♪サ~ザエ~さん、サザエさん、サザエさんは愉快だな~♫
4月29・30日の二日間で寮祭を行いました。一日目は夕食会のみ、二日目は礼拝と「お楽しみ会」でした。今年度は二日目のみではありましたが、寮生保護者の方にもご参加いただきました。新型コロナ感染症の影響で3年ぶりのことでした。
「お楽しみ会」は、「のぞみ寮」それぞれの館が館の特色を出しながら「出し物」を披露する時間です。「出し物」は1・2年生が中心になって創り上げるのが慣わしです。「のぞみ寮」には年間を通していくつかの行事がありますが、私は、その中でもこの寮祭の「出し物」に大きな意義・価値を見出しています。
入寮して間もない1年生は、この準備を通してお互いの距離をぐっと縮め、1年生同士の結束を高めていきます。よい意味で「バカになる」ことを通して「これが自分だ」と決めつけていた殻を打ち破って新しい自分を発見していきます。
一方、上級生になりたての2年生は、準備段階での数々の困難(今年は、学校の授業で怪我人が出たり、使おうとしていた映像の許可が下りなかったりで、当初予定していた内容が二転三転してしまった)を乗り越えることを通して集団をまとめ、目指す方向へと導くのに必要な「リーダーシップ」を学びます。「出し物」のコーディネイター役を担うことで企画立案から始まって一つの完成品を創り上げる楽しさも味わいます。
今年度も新型コロナ感染症対策から「お楽しみ会」の時間制限を行いましたが、その短い発表時間の中で、光風館は劇とダンスを組み合わせたパフォーマンスを披露しました。サザエさんの曲に合わせて踊る1年生の姿に笑いと拍手が起きていました。リハーサルの段階では正直「どうなることやら・・・」と少し心配しましたが、本番当日には完成度の高いものに仕上がっていました。
1・2年生のみんな、とってもよい発表でしたよ。お疲れさまでした。また、そっと見守ってくれた3年生、ありがとう。