毎日の礼拝

毎日のお話

2022/05/10

長谷川 朗(社会科)

マタイによる福音書7章1節~2節

 私は五月になると、高校三年時の野球部での活動のことを思い出します。春の大会の只中の練習中に、目に打球が当たり、1か月以上の安静が必要な状況になりました。何もすることができない状況になり、自分自身の「これまで」と「これから」を考える時間が生まれました。わたしにとってこの時間は自分自身のことは理解できているようでできていないことを自覚する時間となりました。傍から見れば、よくあるただの怪我の話ですが、その時に生まれた自分にしかわからない葛藤こそが自分自身を成長させてくれるのだと思います。