毎日の礼拝

毎日のお話

2022/04/27

森山 陽太(スクールカウンセラー)

コヘレトの言葉 8章6~7節

 時間の感覚というのは、人それぞれで違っていて興味深いです。時間を皆さんがどう手にしているかが時間の感覚にとって大切なのではないでしょうか。自分で時間を自分のものであると感じているとき、その時間は重みや厚みのようなものがあります。反対に、時間を自分のものと感じれない時、例えば人を待たなきゃいけない時、あれをしなさいとかこれをしなさいと時間を押し付けられている時、自分の手に時間がない状態になっていると、途端にその時間は無意味でつまらないものになります。時間の恐ろしい所は、油断をしているところをかすめ取っていくところです。今日は測定デー、待たされる時間や、逆に自由すぎる時間があります。この時間をどうつかむか、どう体験するか、皆さんには選ぶ権利があり、できるなら平等に流れているこの時間を共有したいと思います。