自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2011/05/23
<3年生部屋>
6月の下旬に今年度1回目の部屋替えが行われます。
部屋替えは6月、10月、2月の年3回行われるのですが、3年生は6月の1回のみ。そ
れは受験に備えるためだからです。そして受験のために3年生だけの部屋での生活が始まります。
私がみぎわ館に赴任してからずっと、3年部屋を3年生自らでメンバー決めを行う薦めをしてきました。3年生部屋を決めるための深刻な話し合いを望んでいるのではなく、「誰となってもステキ!」とみんなが思える関係を築き上げてほしいからです。(もちろん、2年生にも1年生にも「3年になったら自分たちで決めたらいいからねぇ~」と言い続けて来ています。そんな関係を意識していってほしいから。)だから決め方にはこだわりません。あいうえお順でもいいし、くじ引きやあみだでもいい、進路先ごとでも出身地でも構いません。「この人とはなりたくない」なんて言葉や想いが出てこない仲間であることの確認と、そうなりきるためのチャンスとして薦めてきたのです。
一昨年も昨年も「誰となってもいいから先生が決めて」という事になり、結局私が決めていました。それもいいのですが、しかし私としては「誰となってもいいから自分たちで決める」事を望んできました。が、今まで自分たちで決めるという習慣がなかった所への提案ですから、3年生たちが戸惑うのも無理もありません。提案を受けて「誰となってもいい」という発言をしてくれた40th・41stがいるから、今年の3年生・42ndは自らで決める決断をすることが出来ました。先輩たち、ありがとう!
始めは、決め方を決めるための話し合いでした。話し合いで決めよう、勉強頑張りたい度で決めよう、あみだくじで…など様々な意見が出ました。「誰となってもいいが、勉強したい人があまり取り組まない人と一緒になっても…」なんて意見も出ましたが、「配慮し合えばいいでしょ」「声掛け合えばいいんじゃない?」とのアドバイスが飛び交いました。とりあえず、A(センターまで勉強一筋で取り組む予定のチーム)と、B(それ以外の人たち)に分かれ、Aが3人だったため同室に決定、そして残り11人がBだったため、あみだくじにして部屋割りを決めました。
あみだくじを作成するのも結果発表するのも盛り上がること、盛り上がること!「チャンチャンチャ~ン♪」なんてバックミュージックまで歌いながら、一人発表されるごとに「イエ~イ!」そしてハイタッチ。決め方を決めている時は心配だなと思ってしまうほどどんよりムードでしたが、一転、笑い声いっぱいの面白い時間となりました。
こんな一つの話し合いでも3年生たちの大きな成長を感じずにはいられません。1年生の頃はミーティングになかなか積極的になれず、まとまらない集団だったと記憶しているのですが、2年になり自分の弱さや苦しみを共有できるようになるとグングン素敵なチームへと変化していきました。それでもどんよりムードのミーティングになった時は、どんよりから抜け切れず、どんよりのまま解散してしまう事もありました。でも今回は!どんよりを自分たちで切り替えし、とってもポジティブな明るい結末へと導いていました。どんよりムードの最中も、想いを率直に言葉にしあえていました。つくづく素敵なチームになってきたなぁと思います。
あと何回このチームで話し合いが出来るでしょうか。ミーティングはとても貴重な時間です。チーム全員が揃い、仲間の言葉に耳を傾け、発信し、共に考える場。こんな時間はミーティング以外にはありません。ミーティング、失敗したと感じようが、成功したと感じようが、チームを形成するにあたって、すべてプラスに働きます。だから私は「ミーティングをしよう」とうるさく言うのです。
あと何回このチームで話し合いができるでしょうか。卒業するその日まで、より強い絆を目指して、共に歩み育み続けてほしいと思います。
(森口)
<礼拝のお話>
*M.Y.(3年生)
私は今フェスティヴァル本部長と保健委員長をさせて頂いてます。私がこの「○○長」という立場になってみたかった理由は、私の叔母さんと敬和の卒業生だった従兄の存在が大きかったからです。
私の叔母さんは市役所で管理栄養士として働いています。当然責任が重大なのでいつも大変そうです。しかし、元々持っている明るさと社交的で自分が思っていることをスパッと言える性格からリーダーシップを発揮しており、私はとても憧れています。従兄は人の話も聞くし、自分の意見もしっかり持っています。行動力もあり、先を考えられる人で、叔母さん同様に憧れています。
そんな二人を見て私は「自分も責任を持つ立場に立って働いてみたい」と思うようになり、「長」という立場に立候補することにしました。初めの頃は「責任」という言葉にあまり実感がなく、「疲れた」「面倒くさい」「ありえない」などと弱音ばかり吐いていました。そして次第に「私には『長』なんてむいていないんだ」と自らの可能性をもつぶしてしまうような事を考えるようになっていました。そんな時、私に「そんな事言ったって、何かが変わるの?」と言ってくれた人が居ました。確かに弱音を吐いたところで仕事は減らないし、人間関係が変わるわけではなく、痛い所をつかれた私はイラついてしまいました。そんな時、ある先生に「冷静になれ」と言われました。ハッとしました。確かに、私の叔母さんや従兄はたとえ自分が疲れていても周りにはそれを見せなかったし、むしろその場を和ませたり、元気を与えたり、落ち着いて仕事をしていました。本当の「長」は、他人にも自分にも厳しいけど、取り乱したりしない人なんじゃないかと思うようになりました。そして私はそんな人に憧れていた事を改めて気付きました。
今、そんな人になれているかと問われると、正直YESとは言えません。しかし、これから「長」という仕事について考えを改めることが出来たので、周りの声を聞き、仕事のできる素敵な女になっていきたいと思います。
(4月29日)
*N.U.(2年生)
私は最近、2年生になってから特に、上手くいかない事が多くて、悩んでばかりです。悩みは様々なのですが、やはり元をたどると人間関係などが多い気がします。よく考えてみると、ずっとネガティブになっていたのかもしれません。でも、この頃ようやく気付いたことがあります。私が辛い時、誰かがいつもそばにいてくれた事です。いつもとまでは言えなくても、孤独でさびしい・辛い・苦しいという時も、私と一緒になって考えてくれる人がいたり、手紙や言葉で「最近元気がないね。大丈夫?」と心配してくれる人が居たり、お菓子を添えて慰めてくれる人が居たりするのです。こんなことって、寮じゃないとありえない事なんだって、本当に心から思います。そして、そうやって信頼し合える仲間を作って成長し合う事は、とても大切だと思います。
今ここに居るみなさんも、何かしらの悩みを抱えているのではないでしょうか?私はこう思うのです。辛い・苦しいと言った感情でその問題から逃げないようにするべきです。逃げてばかりの人は心が救われないまま、自分で自分を傷つけているのです。最大の敵は自分自身なのです。誰しも弱い心を持っています。だから、本当に「辛い、もう無理だ。」と思ったら、寮にはこんなにたくさんの素敵な仲間がいるのだから、一人で不安を抱えたりせずに、先生や友達に相談をしてみてください。一人ではないのです。
相談するという事は、自分の口で相手に思っていることを吐き出すことになるので、胸のモヤモヤも解消する上に、頭の中で整理されて、新たな答えが見つかる…ということもあるのです。
そして寮にいる限り、先輩方は特に、同じような経験を乗り越え、今ここにいます。話をすれば、しっかり聴いて下さいますし、きっと気持ちだって自分の事のように分かってくれるでしょう。だから、周りに存分に頼るべきです。そうすれば、前へと歩み出せるきっかけが見つかると思います。これが、2年生になってから悩みの中にいた私が、その苦しみ・不安から抜け出した大きな助けとなった事です。
(5月6日)