のぞみ寮通信

大望館

2022/04/23

大望館通信 第314号 「礼拝の時間〜メッセージカード・お話〜」

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 礼拝の時間に向かう大望生の姿勢は素晴らしいものです。礼拝開始までに心を落ち着かせる時間を守り、昨年度から始まった礼拝のメッセージカードもしっかりと定着しています。メッセージカードの残りが少なくなったら、手伝ってくれる大望生もいて、礼拝委員U・K君(3年)も助かっているようです。仲間のお話を聴いて自分の想いを伝えること、それは敬和生としてのぞみ寮生として大きく成長するひとつのきっかけになります。

 新入生が入寮した夜、大望館ブロック長I・K君(3年)が伝えてくれたお話を掲載します。このような内容を伝えてくれたことに感動し、私自身が勇気付けられました。毎日の礼拝が生徒ひとり一人の心を育てていくことを実感して、共に礼拝を守れることに感謝したいと思います。

 

 

 

「新入生を迎えて」 I・K(3年)

 敬和学園では朝に学校で1回、夜に寮で1回、礼拝をします。敬和学園はキリスト教主義の学校なので、キリスト教の教えを基に教育がなされています。だからこそ、敬和学園は礼拝の時間を大切にしています。礼拝をしている目的、それは自分と向き合うためです。寮生活をしていると、落ち着いた一息つける機会が減ると思います。そのため、仲間の話を聴きながら自分と照らし合わせて、自分と向き合う時間が礼拝の時間なのです。大望館はこの時間を大切にしています。礼拝開始5分前には、必ずホールに静けさがあり、心を落ち着かせる時になります。

 次に、大望館と敬和生活で大切にしてほしいことをお話しします。

 一つ目、挨拶をとにかく大切にしてください。一番大事なのは挨拶です。挨拶は簡単なコミュニケーションで、寮生活ではコミュケーションが重要になります。人とすれ違ったら、一つの仕切りを跨いだら、同じ人であっても必ず挨拶をするのが大望館です。

 二つ目、他者を大事にしてください。3年生は「ホーム・アーローム」というテーマの基、大望館を良いものにしようと歩んでいます。このテーマの意味は、ありのまま自分をさらけ出すこと、共にありのままの相手を受け入れることです。他者を想う気持ちがないと、なかなかありのままをさらけ出すには抵抗があるものです。時間を掛けながら、内に秘めている悩みや苦しみといったものを互いに言い合える大望館にしていきたいと思います。

 最後、敬和学園での3年間を有意義に使ってほしいと思います。敬和学園は新たな自分を発見出来る、とても良い場所です。変われる機会がたくさん準備されています。自分に必要なものが何かを自分で判断し、挑戦してみてください。寮生活で電子機器から離れた環境だからこそ、熱中出来るものを探してみたらいいと思います。最初の挑戦がもしかしたら部活動をするか・しないかかもしれません。部活動も敬和学園での学びの一つです。

 55回生のこれからの敬和生活が豊かなものになるよう、先輩たちはサポートしていきます。いつでも頼ってください。改めて、ご入寮おめでとうございます。これからよろしくお願いします。