のぞみ寮通信

大望館

2022/03/23

大望館通信 第311号 「早天祈祷会」

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 昨年度から始まった早天祈祷会を今学期も続けてきました。I・K君とU・K君(2年)で始まった早天祈祷会ですが、参加者がどんどん増える喜びを感じることも経験してきました。また、春先には休日の早朝に海へ出掛けて行き、“海辺の早天祈祷会”も開催することが出来ました。

 大望館の早天祈祷会は、このような流れで進めていきます。S・K君(3年)が耳コピして譜面に書き起こしてくれた讃美歌「強くあれ、雄々しくあれ」を歌い、聖書箇所をその場で決めてひとり1節ずつ回して読んでいきます。その後に、お話を聴き、ひとりずつ祈り、最後に主の祈りを全員で唱えます。最後に、コーヒーを飲んでから朝食へ向かいます。

 今年度当初は、参加者でお話を担当していましたが、「キリスト教についてもっと知ることが出来るメッセージを聴きたい」とリクエストがありました。そこで、考えたのはインターネットでお話を聴くこと。早天祈祷会が始まった当初も聴いていましたが、関西学院大学 打樋啓史(うてびけいじ)教授のお話を続けて聴いてきました。最近では富田正樹(とみたまさき)牧師が中心となって活動する「イクトゥス・ラボ 〜リベラル・キリスト教情報局〜 」のメッセージを聴き、キリスト教について共に学ぶ時間となっています。

 人と密接に関わることを大切にしてきた寮生活が、コロナウイルスによって根底から覆されてきました。しかし、生徒はそのような状況の中でも諦めませんでした。コロナ対策で様々な制限がある中でも、形を変えて人と密接に関わるために知恵を出してきました。その一つが早天祈祷会であり、共に祈りを合わせる時間となっていることに感動しています。しかし、世界に目を向ければ、争いと混乱のニュースに胸が痛みます。この時代において、祈りを合わせる時間が与えられていることに感謝して、今後も大望館の早天祈祷会を続けていきたいと思います。