のぞみ寮通信

みぎわ館

2011/04/25

みぎわ館 第82号(4月25日)

<桜の木の下で>
 

 4月に入り、新潟もだんだんと温かい日が続くようになってきました。4月21日の朝、毎年恒例!桜の木の下での写真撮影が行われました。前日の約束通り、いつもより10分早い8時20分、みぎわ館生全員が登校の支度をして降りてきました。
 玄関前に揃った皆。「どうやって撮る?どうしよう??」と、ぎこちない一年生。「こうしよう!」「えっどうするの?」とほんの少しぎこちない二年生。ポーズを決める間もなくキュッとまとまり、ぐちゃっとくっつく三年生。この日の礼拝でT.C.さんが話してくれたように、写真撮影の数分間に見せる姿は、過ごしてきた月日の長さ・共に経験してきた事柄の多さを物語っているようでした。
 先日、新学期のバタバタで心も身体もあたふたしていた私に、桜がきれいに咲いていることを教えてくれたのは一人のみぎわ館生でした。「わぁ、ここの桜、満開ですね!モコモコしていていい感じ。」太夫浜の夜の澄んだ空気を吸って見上げた桜は、白く浮かび上がってきれいでした。
 2011年度が始まって三週間が経とうとしています。一人一人の成長に欠かせない寮祭、そしてホッと一息つけるG.W.まであと一週間。どの学年も、そろそろ、張りつめている気持ちを保つのが苦しくなってきていることでしょう。自分が気を張って生活していたことに気づいた人もいるでしょう。頭と心がパンク寸前!なんて人もいると思います。
 慣れない寮生活でがんばっている1年生、後輩への指導に試行錯誤する2年生、学校や寮で最高学年としての働きを担っている3年生、週末に見せるくたくたな表情、心配して応援しています!気温の変化に身体が追いつかず、風邪気味で辛そうな人もいますね。体調管理に気をつけて、満開の桜を前に深呼吸しながら4月を乗り切りましょう!3年生にとっては敬和生活最後の桜。一日のうちにほんの少しでも、みぎわ館の前の満開の桜を見上げるときを持って欲しいと思います。

(冨井)
 


 
 
 
 
 


 
 
 
 
 


 
 
 
 
 

 

<礼拝のお話> 
 
*T.W.(2年生)
 私は寮生活が大嫌いでした。敬和なんて学校よく知らなかったし、他人がいる空間で暮らし寝食を共にするなんてありえない、気持ち悪いとさえ思っていました。でもなんとなく敬和に入学してしまい、いつの間にか1年が経っていました。寮生活への不安と緊張からずっと仏頂面で、人に話しかけられずしんどいし、いつも周りに人が居ることが煩わしくて、私には耐えがたい苦難のように感じていました。学校での行事も多いのに、寮祭や寮クリスマスなどのイベントもたくさんあり、考えるだけでも鬱になりそうでした。
学校でも人と関わって、寮に帰っても人に関わって、ルールを覚えて、注意されたり、チェックがついたり、ミーティングがあったり…毎日が忙しくて、自分と会わない人が居て、ずっと人と一緒で、気が休まる時間がなくて寮と言う名の地獄かと思いました。人間関係でも悩んだり、ムカついたり、イラついたり、たくさんの事がありました。でも親にポロッと話すと、本当に取るに足らない小さな事で、すべては慣れ次第じゃないかと諦めました。
気が付いたらずっといやだと思っていた人の行動も気にならないような気もするし、むかつくことも減ったかもしれないし、何だかんだで寮が好きにになっていました。それは自分の成長だったような気がします。結局一言でまとめると、諦めと慣れが大事です。諦めれば、自然と受け入れられるようになるし、1年の時は覚えることが多くて大変だけど、一ヶ月もすれば慣れて敬和ライフをエンジョイできると思います。とにかく今は若気の至りですみます。チャレンジして、頑張ってください。

(4月6日)
 

 
 
 

*T.C.(3年生)
桜も見頃になり、私の鼻炎も日々酷くなるにつれて春だなぁと感じるこの頃です。この季節になると自分が入寮した当時のことを思い出して、懐かしく感じます。今日桜の木の下で写真を撮りましたね。私達42回生が1年生の時、入寮した次の日くらいに写真を撮ったので、ぎこちなく皆で横並びで撮りました。それぞれの表情は固かったり、無愛想だったり、ちょっと頑張ってピースしてみたりと、一人一人の面持ちが手にとるように表れていました。私はと言うと、H.Y.さんと談笑しながらだったのでへらへら笑ってた気がします。一人だけスカート丈が妙に短かった気もします。O.A.さんは前髪ぱっつんだった気がします。そんなピッチピチだった1年生の頃を振り返ってみた時、ふと思ったことがありました。
私は39thに従姉がいて、従姉もみぎわ館だったし、耳にタコができるくらいどんなところか聞いていたから、大体の雰囲気は掴んでいて、入寮当時も全く不安も緊張もせずに過ごしていました。無意識的に他の子も大体分かって入寮して来てるのだろう、そんな風に考えていました。でも実際は違うということに最近になってやっと気付きました。たった15歳で住み慣れた場所を離れ、知らない土地に足を踏み入れ、また知らない人たちと生活するというのは、普通に考えてみたら絶対に不安だし怖いと思います。私は身近な人が寮で生活をしていて、どんなところか分かっていたから踏み出せたけど、もし殆ど知らない状態であったなら、踏み出さないで他の選択肢を選んでいただろうなと思います。ホームシックになったこともない私ですが、きっと42ndの中にも大変な思いをした人はいるでしょう。
初めてみぎわ館に訪れた時、みんな抱えてる気持ちも見ている方向も全部てんでバラバラでした。あれから2年が経つことに本当に驚いています。今まで特別なことは無かった気もするけど、まぁ色々あったのも確かですね。
1年生、寮祭で腹をくくりました。夕食後こりずにバレーをしまくりました。彼氏強調月間により恋する乙女のときも遥か昔ありました。クリスマスの飾りつけで限界がきたときもありました。みんなでラウンジで過ごしました。I.Y.を迎えました。途中から入ったけど最初からいるみたいだねって当時話したりもしました。二年生、初めての後輩に戸惑って涙したときもありました。ミーティングで腹割って話し合ったりもしました。喧嘩して気まずくなったときもありました。先輩から指導が悪いとお達しを受けたこともありました。二チームに分かれて作ったケーキは傑作でした。
3年生になり、44回生の妹…というより、孫ができてみんな老けました。ミーティングでも全員発言するようになりました。少し大人になりました(たぶん)。夕食のとき皆がそろうようになりました。
書ききれないくらい同じ時間を過ごして、その中で関係ができてきたんだなと思うとすごいなと改めて感じます。
はじめましてのときは横並びでした。距離がありました。2年が経ちました。今日また同じように満開の桜の下で撮りました。距離というより押しつぶされそうになりながら撮りました。何故だか今までの卒業していった先輩方を思い出しました。
今の関係が当たり前にあったわけではないということ、今みたいな関係は容易に作れるようなことではないということ、3年生になって気づくことかもしれません。残りの時間も後少しです。存分にみぎわでの時間をおなかいっぱい堪能したいと思います。

(4月14日)