のぞみ寮通信

のぞみ通信

2022/01/17

今週ののぞみ寮 No.44「登校時間0分」

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聖句

「それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。その中で最も大いなるものは、愛である。」

(コリントの信徒への手紙Ⅰ13章13節)

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登校時間0分

 各地の積雪のニュースが届きますが、今の所、昨年のような継続した積雪はなく、生活する上では安心して過ごすことが出来ています。また積雪のある時は、早朝から施設担当の職員さんが除雪作業をしてくださり私たちの日常が守られています。

 悪天候の空を見上げながら「休校になるかな~」と叶わない願いをつぶやく声が聞こえてきますが、「登校時間0分」で通学できる生活は特に冬の時期は魅力的です。

 今日一日の幸せを願って、凍った道を慎重に歩く姿を見送っています。特に3年生の後ろ姿を見送りながら、あと数日と思うとしみじみとした想いがあふれてきます。

 全国的にコロナウイルス新規感染者が急増して不安な日が続いていますが、感染対策をとり、共に過ごせる時間を愛おしく過ごせるよう祈るばかりです。

 今週は、「2022年度の入学試験」が行われます。のぞみ寮生の多くが入試労作を希望し、力を注いでくれることは、とても頼もしくうれしい事です。新しい出会いを与えられることを感謝します。(小菅)

 

 

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誕生の祝福

 東寮長先生から冬休み中、今週お誕生日を迎えたのぞみ寮生の祝福をしていただきました。

 お誕生日おめでとうございます。

 

 

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3年生のラストメッセージ

 1月の各館の礼拝のお話は、3年生のラストメッセージです。一人一人、3年間の寮生活を通して語るメッセージに、毎晩胸が熱くなります。私たちも生徒の3年間の出来事を重ねながら、心の成長を感じる嬉しい時間です。

 

 

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【1月12日(水)夕食】

*ごはん

*肉じゃが

*白身魚の竜田揚げ

*生野菜

*アロエヨーグルト

 味がしみこんだ肉じゃがのおいしさに、大盛りをリクエストする生徒の姿も・・・。寒い日、からだも温まります。

 「白身魚の竜田揚げ」は、魚が苦手な生徒も食が進んでいます。食事の時間が楽しみになるよう、メニューを考えて、様々な食材に調理法を工夫し、提供してくだることに感謝です。日々の食事で健康が守られている事を実感します。

 

 

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 毎年1月、日本基督教団新潟教会では卒業する生徒を憶えて卒業祝福礼拝をしてくださいます。例年は毎週教会へ通っている生徒がメッセージを担当しますが、今年もコロナウイルス対策外出制限のため、寮生は思うように教会へ通うことが叶いませんでした。今回は、教会員でもある片岡がコロナ禍にある敬和学園のぞみ寮の歩みと寮生の様子を伝えるために、担当させていただきました。以下、当日のメッセージの一部を抜粋し記載します。お読み頂ければ幸いです。(片岡)

 

 敬和学園で過ごす3年間は濃密な時間です。見ず知らずの人と共同生活をしていくことに不安を抱いた入学当初。あの日から数えきれないほど仲間と寝食を共にしてきました。見ず知らずの人から共に生きる仲間になるために、私たちは生徒へ人と密接に関わるように勧めてきました。少し言い方を換えれば、敬和学園は密を大切にしてきたのです。濃密な日常生活の中で、人と密接に関わること、それが敬和教育の根本となるものでした。しかし、新型コロナウイルスによって根底から覆されてしまったのです。感染を防ぐために、三密を避けるように呼びかけられ、私たちも対策を取らなければなりませんでした。私たち教職員は「コロナウイルスから生徒を守りたい」という一心で様々な対策を取ってきましたが、生徒は辛抱強く耐えて、本当に頑張ってくれました。特に、今年卒業する3年生は1年生の時に出来ていたことが制限されて苦しい経験をしてきたのです。

 しかし、コロナウイルスがもたらしたモノは悪いことばかりではありませんでした。コロナ禍だからこそ、与えられている恵みに気付きました。コロナ対策を徹底し、生徒の提案により礼拝カード・祈祷会などの新たな取り組みが始まり、仲間の優しさに触れることもありました。様々な制限の中で共に歩んできた3年生は、苦しい状況の中でもどのようにしたら楽しめるか、常に知恵を合わせてきました。彼ら・彼女らは新しい取り組みの中でも、密を大切にしていたのです。コロナ禍であっても濃密な日常生活を送り、形を変えて人と密接に関わってきました。彼ら・彼女らの存在は敬和教育の土台を引き上げてくれたのです。

 今日の聖書です。エフェソの信徒への手紙5章8-10節「あなたがたは、以前は暗闇でしたが、今は主に結ばれて、光となっています。光の子として歩みなさい。光から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです。何が主に喜ばれるかを吟味しなさい。」とあります。

 神様が彼ら・彼女らを敬和学園へ導いてくれました。洗礼を受けている・受けていないに関わらず敬和生として歩んだ時間は、主イエス・キリストと結ばれてきた時間です。そして、こうして教会に繋がることでさらに固く結ばれてきたのです。高校生活は、人生の中でひとつのきっかけにしか過ぎません。しかし、ひとり一人の歩みが主に喜ばれているものになると信じています。これからの人生でも主イエス・キリストに結ばれ、光の子として歩むことを心から願っています。