毎日の礼拝

毎日のお話

2022/01/11

村田 茜(英語科)

コへレトの言葉2章24‐25節

 自分がその立場だったらと想像することで、誰かの感情や経験などを分かち合う能力を指すエンパシーという言葉があります。これは、感情的な「共感」を意味するシンパシーとは違い、他者の靴を履く努力を私たちにさせるもので、私たちの生きる世界が狭く、偏ったものになるのを防いでくれる存在なのだと思います。

 52回生との3年間を終えようとしている今、人が大切にしているものを大切にできる人になりたい、と思っています。考えの異なる存在を積極的に理解しようとする想像力と行動力に長けていたFクラスが気づかせてくれました。

 ここ敬和で過ごした3年間が、みなさんの次の新しい一歩を踏み出す支えとなりますように。巣立つ52回生のことを想います。