今日のランチ

今日のランチ

2021/11/25

今日のランチ(2021.11.25)

ごはん(のり佃煮)・つくね焼・もやし胡麻和え・さつま汁・牛乳・みかん

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古代日本の歴史書『日本書紀』に当麻蹴速(タイマのケハヤ)という人物が登場する。これがずいぶんな剛力で、「どうにか自分より強いものと戦ってみたいものだ!」とよく豪語していたそうな。これに感心した垂仁天皇は出雲国から野見宿禰(ノミのスクネ)という、これまた力自慢の人物を呼び出して戦わせた。これが垂仁天皇7年7月7日、「野見・当麻の天覧」と呼ばれる。結末として、スクネが勝利したのだが、『図録「日本相撲史」総覧』によればこの力比べが日本の国技である「相撲(すもう)」の起源と言われている。ちなみに埴輪(はにわ)を発案したのもスクネである。

 

この箇所を読むたびに、今日の敬和ランチの主役でもある「つくね」が脳内をよぎる。焼き鳥屋に行くと決まってつくねから頬張る。生のピーマンにはさむのもよい。敬和ランチに出てくる立方体つくねも大好物だ。

 

しかし、いくら調べても僕の期待する「スクネがつくねの語源である」という説は見当たらない。つくねの語源を西日本方言の「捏(つく)ねる」だと百科事典が言う以上、僕の期待は打ち砕かれるのであろうか。

そうは問屋が卸さない。「両国国技館の地下に焼きつくね工場がある」と都市伝説が流れるほど相撲とつくねは切り離せないのだ。「捏(こ)ねる」を誰か相撲ファンが「スクねる」と言い換え、それが「捏(つく)ねる」の語源になったのかもしれない。そんな妄想仮説を僕がこれから拡散すれば良いじゃないか。

 

昨日、旭大星を押し出した新十両の朝乃若(佐渡出身)はミカンが大好物で昨日の勝利もミカンパワーのおかげと答えていた。今日は僕の前にもデザートのミカンが。気分はすでに熱気に満ちたちゃんこ場である。

ごっつぁんでした。

(A.H)