のぞみ寮通信

みぎわ館

2011/04/17

みぎわ館 第80号(4月17日)

<お姉ちゃんたち?お母さんたち?>
  
 7日(木)~8日(金)まで、1年生は泊りがけでオリエンテーションキャンプに出かけました。

みぎわ館で2晩過ごし、緊張も解けぬままのオリキャンです。朝起きるところから先輩たちの(特に2年生の)お姉さんぶりがさく裂でした。寝ぼけている1年生を揺り起こし、朝食に連れ出します。ご飯の盛り方・お茶の入れ方・お味噌汁のよそい方など手取り足取り教えます(笑)。食後は館に戻り、掃除をして登校の支度です。
この登校の支度がなかなか大変だったようです。8:30のバス出発に合わせて8:20にみぎわ館を出なければなりません。いつもと同じことをしながらも、いつもより10分早く出発です。1年生たちは超が付くほどのマイペースで準備をしていましたが、遅れさせてはならぬと2年生たちが奮闘してくれました。
 荷物チェックをし、忘れ物がないことを確認したら玄関までお見送り。「いってらっしゃ~い!気をつけてね~!」と見えなくなるまで手を振る先輩たち。「あ~!髪の毛ボサボサじゃん!」と3人がかりで1年生の髪をとかす先輩たち。玄関のネームプレート(在寮だと黒字、不在だと赤字の面を向けておくのです。)を忘れず変える1年生に「えらいねぇ~。」と目を細くする先輩たち。「まさか~!!!」と必死の形相で階段を駆け下りてきた一人の3年生は、歯磨きをしている間に同室の1年生が登校してしまったと、がっくり肩を落としていました(大笑)。入学礼拝後の初登校だからこそ、しっかり見送りたかったのだそうです。お姉ちゃんたちというより、まるでたくさんのお母さんたち(笑)のような2・3年生。先輩たちの奮闘ぶりがとっても頼もしいです。
 「先生、今年の1年生ってモンスターだよね~。」とある2年生が言いました。「な~に言ってんの!あなた達だって、入寮当時はモンスターだったんだから~!」と私。「え~!マジで~!信じられない~!こんなだったの~!」と2年生。「1年間、寮生活してきたことってすごいでしょ?」と私。「うん。私たち、すっごく成長したんだねぇ。」と2年生。1年生が入寮してきてくれた事で自分たちの成長を確信したようでした。
2・3年生は1年生に、寮の何たるかを山のように教えます。しかし同時に、1年生からもたくさんの事を学ぶのです。先の2年生のように、自分の成長に気付かせてもらう事から始まり、言葉の使い方、気持ちの伝え方など、1年生との関わりの中で1年生から山のように学ぶのです。学年関係なく、互いに学び合えるのも一つ寮のいい所。
寮には「だから寮がいいんだよ!」っていうものが沢山あります。今年度、まだまだ始まったばっかりですが早速一つ見つかりました。42回生を筆頭に43回生・44回生の計43名で過ごす今年1年、たくさんの「だから寮がいい!」や「みぎわ館って最高!」を感じ発見していきましょう!その発見がよりよいみぎわ館づくり、よりよいチーム作りにつながっていることを信じ、みんなの成長をとっても楽しみにしています!! 

(森口)
 

 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

<礼拝のお話> 
*H.Y.(2年生)
 私は幼稚園・小学校・中学校・高校と全て違う地域の学校に通っています。幼稚園での生活はあまり覚えていませんが、それなりに楽しかったはずです。小学校は周りには竹や田んぼなど自然がたくさんあって、とてものびのびできるところでした。子どもの人数も多く、毎日遊んだり、お話ししながら登下校していました。幼稚園・小学校ではあまり苦労や不自由はありませんでしたが、中学校に入ってからはガラリと変わりました。
これは敬和に入学することになったきっかけでもあるお話です。私は大阪にある小学校を卒業してからすぐに京都に引っ越しました。そして京都にある全く知らない中学校に通う事になりました。中1の頃はなかなか学校生活にも馴染めず、ずっと「大阪の小学校に戻りたい」と思っていました。しかし、学校の泊りの行事があり、友達も増え、周りの環境にも慣れ、少しずつ学校生活が楽しくなっていきました。それ以降の1年間は楽しい事・辛い事・苦しい事などたくさんありましたが、それなりに学校生活をやっていけていました。
私は2年生になりました。1年生の時仲良しだった友達が同じクラスになったので、最初の頃はとても楽しく学校生活を送っていました。しかしある時、クラスで言った・言ってないが問題になりトラブルが起きました。私は最初そのトラブルに関わらないようにしていましたが、日に日に広がっていき、巻き込まれるようになりました。対立しているグループの人たちから「どちらかの味方に付いて」などと言われるようになりました。それでも私はどちらにも付かずにいました。気付くと私は独りぼっちになり、無視されるようになりました。相手に言いたいことがあっても言えなかった私は、なぜ独りぼっちになったのかも分からず、心の中で疑問を抱き続けていました。楽しかった学校もそれ以来大嫌いな学校に変わり、私は日に日に学校を休むようになりました。嫌な事があるとすぐ休む、すぐ逃げる…その繰り返しでした。そしてついに冬休みが明けて以降、全く学校に行けなくなりました。学校に行けない間はずっと家に居ました。担任の先生が心配してくださって学校から家までほぼ毎日、来てくださいました。3年生になって最初の頃は頑張って学校に行きましたが、休み癖が付いていた私は、嫌な事があるとすぐ休んで、逃げていました。自分の悪い所や直さなければいけない所からも逃げていました。当然休んでばかりいたので、高校へ行くための成績がありません。例え家の近くの高校になんとか入れたとしても、また学校に行けなくなるのがオチだ、と思うと怖くて高校になんて行きたくありませんでした。
そんな中、母の知り合いの人から敬和の話を聞きました。敬和は一人一人の個性を大切にしてくれる学校だと聞き、オープンスクールに行ってみることにしました。オープンスクールに参加した時、一目で敬和に入りたいと思いました。それは、敬和の在校生がとても生き生きとしていて、笑顔で挨拶をしてくださり、とても輝いていたからです。そして、校長先生も素敵な方だと思いました。敬和に入ることを決めた私は、母と中学校の先生と話し合いました。その話し合いを通して、私は周りに本当にたくさんの迷惑と心配を掛けていたことを知りました。
中学校では楽しい事より、辛い事の方がとてつもなく多かったです。でも、辛い事をたくさん経験した分、人の痛みや苦しみが分かるという事に気付かされました。そして今では本当に、言葉にならないくらい家族やみぎわ館のみんなに支えられていることに感謝しています。中学校で周りに迷惑をかけていた分、敬和で自分探しをし、成長していきたいです。

(3月1日)