毎日の礼拝

毎日のお話

2021/09/08

佐藤健一郎(国語)

申命記8章2節から3節 トヨタの「かんばん方式」は無駄を徹底して排除するやり方ですが、これを医療や教育に広げようという動きが以前からあります。ところが、コロナの患者を受け入れることができず「医療崩壊」を招きました。平時に無駄だといわれた病床を減らしたからです。医療には余裕が必要なのです。教育も一般教養を排除して「実学」を優先せよと言われてきました。しかし、学んだことはいつ、どこで、どのような形で花開くかは誰にもわかりません。皆さんは、無駄といって削ってはいけない分野があることに気付いてください。最後に本校進入路にある石碑の詩を読みます。 「明日」 はきだめにえんど豆咲き 泥池から 蓮の花が育つ  人皆に 美しき種あり 明日何が咲くか