自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2021/06/11
全国各地で多くの人が夜空を見上げた日。大望館でもスーパームーン・皆既月食を見るために屋上で各館礼拝を行いました。そのきっかけはK・H君(2年)の一言でした。「お願いがあります!明日24年ぶりのスーパームーン・皆既月食なんですよ!屋上を開けてください!大望生みんなで見ましょうよ!」と前日に頼み込んできました。その言葉から彼の情熱が伝わってきたので、その彼へ私からも一言。「慌てるでない!その予定だ!」私もそのニュースを知り「大望生みんなで見たい!」と思っていたところでした。彼との会話がきっかけで「せっかくだから月を見ながら屋上で礼拝を守ろう!」ということになりました。
当日の奏楽を担当してくれたのはギターS・K君(3年)バイオリンU・K君(1年)で讃美歌「勝利をのぞみ」を思いっきり歌いました。お話担当はI・T君(1年)でした。1年生の順番が回ってきて、トップバッターの彼はドキドキだったようです。しかし「お話をもっと良くするためアドバイスをください」と先輩へ相談していたので、素晴らしい内容でした。以下に記載します。
聖書はコリントの信徒への手紙I 15章41節「太陽の輝き、月の輝き、星の輝きがあって、それぞれ違いますし、星と星との間の輝きにも違いがあります」を読みました。そこに書いてあるように、太陽・月・星の輝きはそれぞれ違います。それは私たち人間にも重なります。太陽のようにギラギラと情熱的に全体をリードする人、月のように温かく優しく接する人もいます。「自分はそんな人になれない」と落ち込む時もありますが、星のように小さくてもキラッと光るものを必ず持っているのです。大望生ひとり一人に輝くものがあり、その輝きの違いこそが多様性であると感じています。特別な月の輝きを一緒に見て幸せを感じたと同時に「ひとり一人が自分らしく輝ける、そんな敬和生活を過ごしてほしい」と心から願う出来事となりました。
「敬和学園へ来た理由と学んだこと」 I・T(1年・新潟市西蒲区)
今回、自分が敬和学園へ来た理由と学んだことをお話しします。
なぜ、僕がこの敬和学園に来たかと言うと、敬和学園卒業生の兄から敬和生活の話を聴いて「地元の高校よりも楽しそうだ」と思ったからです。具体的に何が楽しそうだったかと言うと「一番は寮生活が楽しい」と聴きました。しかし、実際入ってみたら楽しいばかりではなく、戸惑うところがありました。最初の頃、僕は同級生との関わりが少なく、ずっと部屋にいる時間が多かったです。でも、先輩方のおかげで徐々に友達が増えていきました。先輩方には感謝しかありません。次に、僕が敬和学園に来て学んだことをお話しします。学んだことは、時間を守ることの大切さです。中学時代とは全然違うスケジュールだったので、自分から行動するのにとても戸惑いましたが、今は少しずつ時間に余裕を持てるようになりました。これからも友達との関わりを大切にしながら時間に余裕が出来る行動をしていきたいです。