毎日の礼拝

毎日のお話

2021/05/13

與那城 初穂(聖書科)

使徒言行録 2章12~13節  新潟市美術館に、無言館にある絵画の一部が来ている。無言館は、美術を志しながら戦争で亡くなった人達の絵画が収められている。私はある人の作品を観て、自分が美しいと感じるものを分かち合いたいというひたむきな思いを感じ取り、心が揺さぶられた。無言館の無言とは、作品と向かい合う事が、言葉なしではできないという意味を持つのではないか。今日の聖書は聖霊が降り、様々な言語で神の働きを語る場面だ。心揺さぶられる事を戸惑ってしまう事があっても、その時大切な事を伝えようとする力が働いている。それを受け入れる事ができたら良いと思う。