のぞみ寮通信

みぎわ館

2011/03/10

みぎわ館 第76号(3月10日)

<今年度最後のテストに向けて>
  
 今年度最後のテスト期間を迎えたみぎわ館。

これまでのそれより、静かに黙々と勉強している様子が多く見られました。放課後や自習時間に友愛館で勉強する人も多く、いつもは賑やかな夜の点呼の時も真剣に机に向かっていて、話しかけるのが申し訳ないほど。勉強の合間に「あぁ、もう嫌になるほど勉強しました!」と来てすぐに、「集中、集中!気合いだー!」と叫びながら部屋に戻っていく人も少なくありません。
 しかし、多くのみぎわ館生の集中力が高まっていたこんな時に限って、この冬最後の寒波が訪れ、気温の変化に体調を崩す人が多くでました。ある朝の出来事です。喉が痛い、鼻水がでる、熱っぽい、頭が痛い・・・と具合の悪そうなIさん。どうするのかなと思っていると、マスクをして悪化を防いだり、風邪薬を飲んだりして「絶対に行くんです。」と登校していきました。夕方に「具合はどう?」と声をかけると、「私、この風邪には負けたくないんです。今までなら負けていたと思うけど。大事な時だから!」と話し、その方法も教えてくれました。「自分に何が出来るかと考えたら、しっかり寝て食べることだと思って。早めに寝て、いつもより食事をしっかり取るようにしてるんです。今日なんか、ランチに牛乳は2本、パンは7個と多めに食べました!明日には治っている予定です!」
 季節の変わり目に体調を崩すことは良くあることですが、初期段階においては、治そうとするのも、そのままにするのも、悪化させるのも自分次第かもしれませんね。3年生になろうとしている彼女の“体調の悪さをテストに十分取り組めない理由にはしないぞ!”という気持ちの太さに、逞しくなったなぁと感心させられました。
 共に暮らす仲間・先輩が、体調管理の仕方や気持ちの持って行き方を目の前で見せてくれることも寮生活の良さですね。この1年間で、自分や仲間、先輩や後輩のいろいろな姿に触れ、いろいろな気持ちや成長を感じたことでしょう。春からの生活でも、仲間や先輩、後輩の姿を参考に、自分で工夫してチャレンジして、失敗や成功をしっかり感じていって欲しいと思います。そして、皆さん一人一人の姿そのものが、新入生のみぎわ館での生活の支え・助けになることも期待しています。

(冨井)

 
 
 
 

<よ~く勉強してます!> 

  
 今回すごいです!みんな、どうしたの!?(あ、ごめんね。こんなこと言って…。)そんな風に思ってしまうくらい、みんな一生懸命勉強に励んでいるのです。今まではと言うと、やる人はやるけど、やらない人は全く(!?)やらない…というなんとも寂しいものでした。
寮では平日・毎日20:00~21:30までは自習時間となっており、机に向かって勉強することが一応のルールなのですが、ある意味この時間は「部屋のメンバーとの交流を図る時間」と化している部分があるのです(もちろん許可しているわけではありませんが…)。誕生日の人が居れば伝統のアイスケーキ「ムーンライト」をほおばり、面白い事があった日はコント的に部屋でそれを発表し、悩みの中で涙する人がいれば部屋のみんなで耳を傾け、恋の話をのろける人が居ればしぶしぶ聞き…などなど、勉強している人が居れば「お!今日はどうした!?」までは言いませんが、それに近い所があったりもするのです。
 しかし、今はテスト期間中。そんな状態は許しません!と意気込んでいた私も、みんなの意気込みにはびっくりしました。おおよそテスト1週間前(以上かも!)から自習時間中はシーンと静まり返り、いつも誰かが使っているPCも自由時間なのに空いています。消灯後点呼にまわると、90%の人たちが机に向かっているのです!す、すごい!!いつもは「こんばんは~!」と大きな声で点呼にまわる私も、ちょっと気が引け、小さめの声で点呼にまわったりしています。
 41回生が自宅学習期間に入った直後、42・43回生だけのみぎわ館にはいささかだらけたムードが漂っていました。いつもならできていたことすら出来ていない、今までそんな事なかったのに!と内心心配でしょうがなかった私。やっぱり3年生がいると居ないじゃ大きく違うんだなぁなんて思ったりもしていました。しかし、41回生が卒業したその日から、42・43回生もだらけムードから卒業し、雰囲気はもう新2年生・新3年生!役割が人を育てると聞きますが、姉御たち(41回生)がいなくなった事で、自分たちがみぎわの主軸として歩んでいくことを自覚したのだと感じています。
 とにもかくにも、こんなに一生懸命テスト勉強に取り組むみぎわっ子たち。私も応援しないわけにはいきません。ということで、恒例の(?)おにぎりの差し入れで想いを伝えました♡おおよそ60個の大きなおにぎりも、ものの15分で完売です。たっぷりの炭水化物をしっかり脳で使ってくださいね!

(森口)

 


 

 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

<礼拝のお話> 

 

*aie(本人の強い希望でペンネーム表示をしています。)
 中学生の頃の私はとても冷徹な人でした。と言っても1年生の頃はまだ明るかったのですが、1年生の途中から部活が嫌になり、だんだんと心を閉ざすようになりました。吹奏楽部に入った私は、クラリネットをすることになりました。最初は楽しかったのですが、だんだんと人間関係が嫌になり、逃げてばかりの私は1年生の夏休み後部活を辞めました。1年生の間は部活の事で相当悩んだ時期でした。その上反抗期で、毎日のように遊びほうけ、PCばかりしていて、かなり親に怒られていました。それを無視し続けていた私は2年生になり、全く笑わなくなりました。「日常も学校も楽しくない。死にたい。」と思うようになりました。家にいる日は1日中PCに向かい、PCが友達のようなものでした。父や母からも「笑わなくなってからのあなたと居ても楽しくないね。」と言われ、本当に死にたくなりました。信じられるのは自分とネット上の友達だけでした。
 3年生になると初日から変なチェーンメールが流れ、その中に私の名前が書かれてしまい、何故か犯人扱いされました。そしてその次の日から学校に行かなくなりました。私がそんな状態でいると、担任の先生が家まで来て下さり、学校へ行けるようになりました。3年生の時の先生が私を強くしてくださったんだなぁと思います。その先生は、男性で昭和の雰囲気を出していた人でした。とても優しい人で、この先生との出会いで、エコヒイキしない先生もいるんだと知ることが出来ました。その先生のおかげで私は頑張って学校に行けるようになりました。
 
 夏休み、以前教会で進められた学校を受験することを決めました。それがここ、敬和学園です。私は敬和に行きたいと思うようになると日に日に元気になっていきました。敬和は県外にある学校のため、中学校の人たちに会わなくてすむと思ったからです。両親からも「最近明るいね!」と言われるようになり、心が暖かくなるのを感じました。敬和に推薦で入るのならしっかり勉強しなければ!とも思うようになり、勉強も努力するようになりました。
 中学生の頃の私は何をするのも中途半端でした。しかし、だた一つだけ続けられたものがありました。それは音楽でした。音楽は人を癒してくれます。心も暖めてくれます。前からピアノとヴァイオリンを習っていて、この2つは嫌になったことがありませんでした。音楽は私にとって一生支えとなるものです。そう思うと今までのつらい出来事も吹っ飛んでいくのです。
 私は笑うようになりました。中学の頃よりもずっと感謝のできる人間になりました。「ありがとう」とはっきり口にすることが出来る人間になりました。自分の意見も前よりは率直に伝えられるようになりました。これはあの時勇気を与えてくださった先生・神様・音楽と私を最後まで見捨てないでいてくれた家族のおかげだと思います。私はこの経験で私は一人じゃない、ということを学びました。必ず周りにはわかってくれる人が居るという事を学びました。神様は私たちに必要なものを必ず与えてくださいます。お祈りしても手に入らない物は、きっと今は必要のないものなのだと思います。

(2月23日)