のぞみ寮通信

光風館

2011/02/27

光風館通信 第283号(2月27日)

< 最後のお説教… >
 
3年生の諸君、まずはお帰りなさい。久しぶりの光風館はどうですか。

光風館へ戻るなり、私からお小言をもらって(「お小言」の域を超えて完全な「お説教」だったね、)あまりいい印象をもたなかったかもしれませんが…。「のぞみ寮」の修了を明日に、「敬和」の卒業を明後日に控えている3年生の皆さんに、今さらお説教をしなければいけないなんて、私自身も全く予想していませんでした…。
でもね、高校を卒業すると、注意されたり「お説教」されたりする機会というのは、グッと減るものなのです。ですから、卒業を目前に控えたこの時点で、後味が悪いかもしれませんが、この紙面でもしておきます。この「光風通信」を読むのは、私から口頭で「お説教」を受けた後ですから、当然何のことだか分かっていますよね。そうです。「光風館文集」の原稿提出のことです。
原稿の提出〆切日は、もともと1月30日でした。君たちには、毎晩のように原稿を提出するよう促してきました。でも、その締切日に原稿を提出できた人は誰一人いませんでしたね…。(過去に例のないことだよ)そして、「自宅学習期間」に入る直前、君たち3年生は、私にこう言いました。「2月10日までに必ずメールでトラさんに原稿を送りますので、それで勘弁してください」と。私はこう返しました。「本当だろうね。僕が決めたのではなく、君たち自身が決めたことなんだからね。今度は提出期日を必ず守りなさい!!」と。
かくして、私は2月10日の夜遅くまでパソコンの前に座って待ちました。しかし、結果は私をガッカリさせました。約束を守れたのはKくんとOくんのたった二人だけでした(少し遅れてNくんとOくんが原稿を送ってきましたが…。)明後日に卒業を控えて、原稿を提出したのは、光風館3年生13名中、たったの4名です。ちなみに光風館1・2年生の方が、原稿を提出している人の数は多いんです。本当に情けない・・・。敬和を卒業した後、これからの人生、大丈夫だろうか…って本気で心配になります。
おそらくこの通信文を読む頃には、「すぐに原稿を送ります!!」とか調子のいい事を言っているのでしょうが、これが本当に本当の最後です。これで決めた期日までに原稿が届かなければ私は君たちの原稿を今年度の「光風館文集」に載せません。寮担任から最後の最後に「お説教」されたこと、いつまでも忘れることなく今後の人生を歩んでいってください。

(岩原)
 

 
 
 
 
< 2泊3日 >
 
 3年生の皆さん、お帰りなさい!自宅学習期間はどのように過ごしていたでしょうか?光風館を離れ、卒業することを実感しながら自宅学習期間を過ごしていたのではないでしょうか?1・2年生も3年生がいなくなってから部屋替えをし、3年生を送る会の練習をし、3年生が卒業していくことを実感しながら生活をしていたことと思います。41回生の卒業まであと2泊3日。岩原先生と光風館で過ごすことができるのもあとわずかです。このメンバーで過ごせるのは“あと2泊3日”ですが、“まだ2泊3日”残されています。是非41回生と過ごす最期の時を有意義な時としてください!3年生は敬和と光風での思い出を胸に、しっかりと前を向いて新しい道を歩み始めてください。いつでも第二の故郷・光風に帰ってきてね!その時に胸を張って「今の光風を見てよ!」と自慢できるように、より良い、面白い、“だけじゃない”光風館を目指して光風館生と共に歩んでいきます!

(三浦)
 

 
 
 
 
 

< 礼拝のお話し >
 
K.A.(2年)
 皆さん、こんばんは。13室のKです。今日はバレンタインデーですね。皆さん、いっぱいチョコをもらいましたか。昨年のバレンタインデーの日に同じクラスメイトのS君とチョコのことについて話していると、S君が「お前はせこい!!おれももっとチョコが欲しい」と言ってきました。俺はS君に「お前は彼女からチョコをもらっているからいいでしょ」と返しました。それでもS君は「ひきょうだ、おれもチョコが欲しい」と言います。
 皆さんは、どちらがいいですか。彼女からチョコをもらうのか、友達からたくさんのチョコをもらうのか、まあ、人それぞれだと思います。このことで、何が言いたいかというと、皆さん自分の意見をしっかりもっていますか。周りに流されないですか。自分の意見をもつことは大切な事だと思います。また、その意見を貫くことが大切だと思います。それが時には間違いもあるかもしれません。しかし、間違いは必ず修正できます。だから、もし自分の意見が間違っていても、しっかり自分の意思を相手に伝えることが大切です。このことはミーティングでも言えると思います。相手の意見に流されるのではなく、自分の意見をしっかり相手に伝えるようにしてください。
 
 
 
 

H.S.(2年)
 皆さん、こんばんは。13室のHです。突然ですが、皆さんは明日世界が滅ぶと思いますか。皆さんは、そんなことはあり得ない、と思うでしょう。でも、あり得ないなんてことはあり得ないのです。宇宙人が地球を侵略しに来るかもしれない、このぐらい大きな事じゃなくても、ふざけていたら大怪我をした、何気なく言った一言で取り返しのつかないことになった、など自分たちにはいろいろな想像もつかないようなことが起きることがあります。結局、私が何を言いたいかというと、大丈夫だろう、という考えではなく、もしかしたら、という考えをもって欲しいということです。そのぐらいふざけても大丈夫、これで怪我するなんてあり得ない。これ言ってもキズつかないよ、キズつく方があり得ない、などと考えていると、本当に取り返しのつかないことになります。あと、自分の大切な人、家族や友人、恋人などに言いたいことは言っておきましょう。その人と一緒に居れないなんてあり得ない、なんてことはあり得ないことであり、別れは突然やってくるものです。私はそれで後悔したことがあります。ですから、一日いちにちを大切にしていきましょう。さっき言ったように、世界がいきなり滅ぶことだってあるかもしれません。私も、そのことについてはあんまりできていないので、頑張っていきたいと思います。みなさんももしかしたらという気持ちをもって毎日を過ごしていきましょう。
 
 
 
 

A.Y.(2年)
 こんばんは。14室のAです。
皆さんは、「疑う」と聞いて何を思いますか。あまりよい気持ちではないと思います。ですが、「疑う」ということは悪い事なのでしょうか。「疑う」ということは「考える」ということです。例えば、休日の夜中遅く、誰かの部屋に行くとします。「遊ぼう!!」と言って相手が「いいよ!」と言いました。あなたは、そこで考えませんか。もしかしたら、その相手は本当は眠いのに我慢しているのかもしれない、と。その人は良くても、同室の人や周りの部屋の人を起こしてしまうかも知れない、と。神経質になる必要はないのですが、自分から何かを言い出しにくい人が増えている世の中です。自分以外の立場に立つことができる力が必要とされているのではないでしょうか。そのために、疑えるという力は無駄ではないと思います。そして、もう一つ、自分が何をすべきで何をすべきではないか、自分の頭で考えることも重要なのではないでしょうか。だれ誰がこうだから…ではなく、自分で何をしなければいけないのか考えることも今必要な能力だと思います。
 
 
 
 

O.Y.(2年)
 皆さん、こんばんは。今日は、嫌いになることについて話したいと思います。皆さんは嫌いなものはありますか。嫌いな人、学校の授業や先生、部活、人それぞれだと思います。光風館の皆さんひとりひとりも何か嫌いなものがある中で、悩みながら生活していると思います。そこで、僕なりの、嫌いなものについての対処法を紹介します。これは「夢を叶える象」という本に書いてあったことなのですけど、僕は、嫌なことがあったときは「良かった!」と思うようにしています。例えば、彼女ができなくても「良かった!」と思うようにしています。なぜなら、男友だちと遊ぶ楽しみを見つけたし、何より、いつでも自由に過ごせるからです。また、ひどくイジられても、「良かった!」と思うようにしています。おかげで、ネタがまた一つ増えるからです。テストの成績が悪くても「良かった!」と思うようにしています。ここからどんどん点数上げていったら、先生に頑張ったと思われて、評価がもっと良くなるかもしれないからです。最初から成績が良かったら、維持するのが大変ですからね...めっちゃうざい先生に怒られても「良かった!」と思うようにしています。なぜなら、先生が怒っているのは結局自分のためだからです。変な人や悪人に絡まれても「良かった!」と思うようにしています。その人は自分のために、変な役や悪い役をやってくれているのだと思えるからです。こんなふうに嫌いなものもちょっと見方を変えると全然違って見えてきます。だから皆さん、嫌いなものを嫌いなままにしておかないでください。特に、この光風館を嫌いにならないでください。確かに面倒臭いルールや、変な人も多いですが、ここは僕らの家です。もし、ここが嫌いな人がいるなら、見方を変えて楽しいことを一つでもいいから見つけてください。きっと見つかるはずです。