自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/12/14
12月11日(金)の放課後、図書館にて図書委員会主催の読み聞かせ会が行われました。今回は、戸松先生、SクラスHさん、小田中先生の3名が読み聞かせをしてくださいました。当日のプログラムです。
1.戸松先生
『いらないねこ』 ヒグチユウコ作
2.Hさん
『急行「北極号」』 クリス・ヴァン・オールズバーグ作 村上春樹訳
3.小田中先生
『おおきなかぶ ロシア民話』 トルストイ再話 内田莉莎子訳 佐藤忠良画
戸松先生の読み聞かせの本は、今とても人気のヒグチユウコさんの絵本でした。「あたし、いらない子だったのでしょ?」と子ねこが話す場面では、子ねこが愛おしくなりました。神様が私達に愛を注いでくださっているというメッセージも心に響きました。
Hさんの朗読は、昨年実施した敬和のクリスマス絵本の投票で一位になった『急行「北極号」』でした。クリスマスのまえの夜に「北極号」で旅をする少年の物語です。サンタにプレゼントされた素晴らしい音のする鈴。その鈴の音がいつまでも聞こえるような、信じることのできる心をもつ人でありたいと思いました。
小田中先生の選んでくださった『おおきなかぶ』は、幼い頃に誰もが一度は読んでもらったことのある絵本ではないでしょうか。皆が力を合わせることによって巨大なかぶを引き抜くことができた大きな喜びが、小田中先生の読み聞かせで一層引き立ちました。
読み聞かせの後に、小田中先生よりクリスマスメッセージもいただきました。この『おおきなかぶ』のねずみのように、弱くて小さな存在がこんなに決定的な大切な働きをすることがあり、神様はそのような存在を大切にしてくださっていると教えていただきました。
また、敬和の図書館の蔵書内容、マホガニーの重厚な机、図書館から見える景色、どれをとっても素晴らしいこと、そして、これまで図書館を学校の中心として大切にしてきたことに加え、図書委員会が行事を企画するなどの働きがあって、このような図書館が存在し続けてきたことなどをお話くださいました。
新型コロナウイルスの影響で行事を行うことが困難な中でも、今回の読み聞かせ会を行うことができたことに感謝します。読み手の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。