のぞみ寮通信

光風館

2020/11/17

光風 139号「考えの変化」

礼拝のお話

「考えの変化」 山形県小国町出身 2年 K・N君

 今日は、敬和学園の大きな特徴の1つであるキリスト教について話したいと思います。皆さんは学校での聖書の時間や朝の礼拝の時間をどのように受けているでしょうか?予想ですが、暇な時間や寝る時間だと思っている人はいると思います。僕もそうでした。僕は母がクリスチャンだと言うことで、少しだけ教会に行ったことがありますが、キリスト教については全く詳しくありません。むしろ、教会に通っている人が、辛いときに神様が寄り添ってくれただとか、神様に助けてもらったとかう話を聞いて、そんなわけないだろうと疑問を持ったほどでした。しかしそのような考えは敬和で過ごしていると少し変わりました。

 僕にとってはじめの頃は、聖書の時間と朝の礼拝は寝る時間でした。進学に必要な教科や将来活用できるような教科にだけ力を入れて、その他の教科は睡眠時間に当てていたからです。しかしあるときたまたま聖書の時間に起きていて、キリスト教について先生から話を聞いたとき、何故こんなに多くの人がキリスト教を信仰しているのかわかった気がしました。この気づきは敬和に入学する前でも、もっと言えば教会に行っていたときでも考えればたどり着いた考えだったと思います。

 自分の経験をたとえにお話ししてきましたが、皆さんに少しでも考えて欲しいのは、どんなことでも自分で考えないと自分の本当の答えは導き出せないということです。僕はこのような経験をして、あまり考えずに出した答えを自分個人の意見として周りに発信してしまうことはとても怖いことだと思いました。流れや感情にまかせて出した考えは、自分の本当の考えと違うと言うことはたくさんあると思います。この話を聞いて共感してくれたらうれしいです。

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