のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/11/04

みぎわ館 138号《プロデューサーと新人アナウンサー!?》

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 137号に引き続き、撮影時の話です。礼拝が終わり、ひと段落したと思っていたら、山崎先生がTV番組のプロデューサーさながらに2人のみぎわっ子と打ち合わせをしていました。みぎわっ子2人はこんな時間(20時ころです)には珍しく制服姿。何やら真剣なやり取りをし、台本!?を片手に打ち合わせをしているかのよう。。。何をしているのかと近づいていくと「あ!ちょっと二人お借りしてます!!」と山崎Pのさわやかな笑顔。。。なに、なに、何してんのよ~~~!

 山崎先生がいなくなってから二人のみぎわっ子はまだホールに残り、これは?あれは?と話し合いをしていました。この二人、みぎわ館の新行事委員長です。山崎先生、撮影の色々をこの二人にも手伝ってもらって……と考えてくださっていたようで、この二人もとっても気持ちよく「いいよ、やるよ!」と引き受けてくれたのだそうです。さすがです!そしてこの日いろいろ打ち合わせていたのはみぎわ館にあるたくさんのお部屋で一体どんな毎日が繰り広げられているのかを書き出す作業。一言でこのお部屋を紹介するとしたら……とぴったりの文言探しに知恵を貸してくれていたようでした。

 きっと、やりたいこともあるだろう時間帯に、いつも気持ちよく手を貸してくれるみぎわっ子たち。こういうところ、本当にすごいなぁと思います。ついつい自分のことを優先してしまいがちですが、「頼んでくるときに困っているということだから」と想いを馳せてくれ、サッと寄り添ってくれるのです。大人だってなかなかできない。大人こそ、できないことかもしれません。彼女たちのいつも通りの姿から「隣人を愛すること」をいつも教えられます。いつもいつも、心からありがとう!

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 そして、山崎先生とみぎわ館行事委員の打ち合わせをしているその背後では、「家からたくさん送られてきたから、お裾分けどうぞ~~~」と静岡県出身の2年生Rさんがお菓子をみんなに配ってくれていました。真剣に打ち合わせをする3人の後ろでは、お菓子に喜び小躍り(まではしてないか(笑))するたくさんのみぎわっ子たち。お三方、すみません。Rさん、ごちそうさまです!

 これまでは、お土産どうぞと持ってきてくれたものは事務室に開けて置き、好きな時にほしい人がいただきに来るスタイルでした。しかし、このコロナ禍でみんなが一斉にみんなの顔を見て話をする機会がぐっと減った今だからこそ、「ご自由にどうぞ~」ではなく、手渡しで、顔を見て「どうぞ」と「ありがとう」をみぎわっ子たちは大事にし始めてくれています。嬉しいなぁと思います。コロナ禍でその波にのまれ殺伐としていくのではなく、こういう時だから手間をかけ、「わざわざ」を大切にしたいなぁと思うのです。それは、一見無駄が多いように思う「わざわざ」にこれまで気づけなかったたくさんの気持ちが込められていることを知ること・感じることができるのではと思うからです。無駄に思えることが実は大切なことである可能性が大きいと思うからです。このメンバーで過ごせる時間、「わざわざ」と思える手間なことをみんなで味わいながら、大切にしながら、伝えあいながら一緒に歩んでいきたいと願います。

 

 そういえば今年度入ってから一度もおにぎりづくりができていません。作って~と言われますが、そうだねぇ。。。と言いつつやれていませんでした(そしてやる気のない返事……)。だって、どんな風にしたらみぎわ館みんなでおにぎりタイムを楽しめるか想像できなかったからです。でも、どんな形でならやれるのか、どんな手間をかけたら叶うのか、ちょっと考えてみたいと思わされています。だって、3年生に握ってあげられる時間がわずかになっているのですから!だって、1年生はまだ1度も私のすごいおにぎり(笑)を見たことがないのですから!叶うことを願いつつ、管理栄養士の五十嵐さんに相談してみよう!!と思います。