のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/10/20

みぎわ館 132号《みんな、ホールに来て~~~》

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 テスト期間で勉強に明け暮れる(?)みぎわっ子たちに、礼拝後「ホールに集まって~~~!」と2年生のRさんから放送がありました。なんだろう?とホールを覗くと段ボールを大事そうに抱えるRさんと、Rさんを囲んで嬉しそうな顔をしてにぎやかに過ごすみぎわっ子たちの姿がありました。なんと、そこでは祈りと愛のこもったプレゼントが一人一人に手渡しされていたのです。それはRさんのお母さんが、みんなにテスト頑張って!やみんなの敬和生活をいつもお祈りしてるよ!や、もうすぐハロウィンだね!のたくさんの思いを詰め込んで外国のおしゃれお菓子をこれまた素敵なジップバッグに詰め合わせてみぎわっ子全員にとRさんに託してくださったのだそうです。お菓子に大興奮のみぎわっ子たちですが、Rさんのお母さんのその想いを知り、ジーーンときていたようでした。離れていても、いつでも覚え祈っていてもらえる喜びをみんなで噛みしめ、嬉しい・美味しい・可愛いお菓子も噛みしめた素敵な夜となりました。ありがとうございました!ごちそうさまでした!

 

 ここ最近、「私を覚え祈ってくれる人がいる幸せ」をみんなが実感し胸を温かくしている場面によく遭遇します。HさんはAさんがとことん話に付き合ってくれ、励まし、認め、許し、祈ってくれていることを感じたことがきっかけで視野が広がり、一人じゃないことに気づき、Aさん以外にも仲間がずっと傍にいたことを感じました。そこから「私なんて……」と口にしなくなった気がします。そんなきっかけをくれたAさんのこと仲間のことをHさんはいつも「彼女のおかげ。そしてみんなのおかげ。」と語ります。そのブレのない喜び・幸せ・感謝に聞いている私が、聞くたびに涙が出るほどです。自分のことを祈ってくれている人がいることに気づけたとき、人は大きく歩みだせるのだとみぎわっ子からいつも学びます。そして、自分を祈ってくれている人がいるからより一層誰かのことを祈れる一人一人になっていくのでしょう。人を大切にできる一人一人であるみぎわっ子たち、心から私の誇りです!そして、いつも祈ってくださっていること、加えて祈ってくださっていることをいつもいつも伝えてくださる保護者の皆様には、心から感謝申し上げます。