自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2020/09/18
ごはん(梅びしお)・鶏肉カレー焼・野菜炒め・味噌汁・牛乳・バナナ
最近、藤子・F・不二雄のSF短編を読んでいます。SFといっても「サイエンスフィクション」ではなくて「すこしふしぎ」の略なんだそうです。昨日読んだ話に「ミノタウロスの皿」というのがありました。
家畜の牛と人の関係性が入れ替わっている世界に迷い込むという話です。そこでは人は食べられる存在として生きており、食べられるということに誇りを持っています。そんな人たちを理解できない主人公は反旗を翻そうと説得します。「食べられるだけのために生きるなんておかしい!」と。それに対して答えます。「それでは、なんのために生きているのか。ただ生きて、ただ死んで行くことが幸せだというのか!誰かのために死ねることこそ真の喜びだろう」と。結局相入れないで、主人公は元の世界に戻り、泣きながらステーキを食べるという話です。食べる・食べられる関係性とは、食物連鎖とはと考えさせられました。
今日は鶏肉のカレー焼。生徒と笑いながら食べましたが、昨日の話を思い出して命の大切さを思いました。命をいただいた分、消費した分、創造的に午後も頑張ろうと思いました。
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