のぞみ寮通信

みぎわ館

2020/09/14

みぎわ館 114号《フェスティバル!》

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 9月11日(金)、いよいよやってきました。フェスティバル当日。雨かもしれないとハラハラしていましたが、当日はなんと晴天!朝起きた瞬間、やったね!と大きな独り言が出てしまったほどです。みぎわっ子たちはいつもよりずっと早起きして、いつも以上に早く朝ごはんに来て、いつも以上に早く出かけていきました。ケガしませんように、楽しんでこれますように、取り組んだ成果が発揮できますように……と後ろ姿に「いってらっしゃい!」と声かけながら祈りつつ送り出しました。

 

 休校期間を経てやっと再開できた前期、うれしい気持ちの片隅で「フェスティバル、今年度はできないかもしれない……」と考えてしまい心曇るときもあったように思います。それがさまざまな対策をして、縮小して制限もいっぱいですが、それでも開催できることになりました。フェスができる!その喜びは大きなものでした。が同時に準備期間がとても短いこと、とっても暑いこと、受験期間であることなど、たくさん取り組む前に悩みの種になる事柄がありました。それでも、たくさんの制約の中で、限られた時間の中で最大限に出来ることを考え、一生懸命取り組むみぎわっ子の姿には学ぶべきものが多くありました。

 ずっと人前で話すことに大きな緊張を感じ続けていたHさん。最後だしてやってみようと一念発起し、一度も弱音を吐くことなくやり遂げました。今までで一番大きなチャレンジだった。緊張したし大変だったけど、やってよかった!と語ってくれた顔はまた一歩大きく見えました。演劇チーフに立候補したものの願いかなわずだったSさん。悔しいけれど、演者として持っている力を発揮しますと公言し、有言実行しました。すごいです。さすがです。帰ってきた彼女の顔はキラキラしていました。そのほかにもみぎわ館3年生たちはたくさんの役割を担っていました。みんなそれぞれになった役割を全うし、最善を尽くそうと努めていました。当日、休んだ仲間の分までリレーを走ってきた人もいました。それぞれの場所で自分の持つ力を使い、活かし、仲間と支えあい、準備期間も当日も精一杯過ごしてきたこと、とっても誇らしく思います。

 このフェスティバルの取り組みを通してみぎわっ子たちはたくさんの出会いを得ることができました。頑張ってやりきれた自分との出会い、支え励ましてくれる友や家族との出会い、声にならずとも心で思いを寄せ祈ってくれる人がいること等々、いろんな人や出来事との出会いをこれからの敬和生活に存分に活かし、より一層充実した毎日を送っていってほしいと祈ります。また、そんな出会いを経てより輝くみんなと共に暮らせる喜びを私も噛みしめ、そんなみんなとの出会いに感謝し今年度の残りの日々も大切に過ごしていきたいと思います。

 みんな、本当にお疲れさまでした。最高のフェスティバルだったね!!