のぞみ寮通信

めぐみ館

2010/09/21

めぐみ通信 (2010年9月21日)

後期スタートして朝晩やっと涼しくなってきて、酷暑も何とか乗り切れそうです。
 さて、熱中症にならない為の対応策と言うと、首元に凍らせた保冷剤をあてたり、ペットボトルを凍らせてタオルに巻いて持って行くと言う策が講じられました。
 冷蔵庫係りの3年生Mさんは、登校前に冷蔵庫を点検し、チェックになった人を放送で呼んで、注意を促し、暑い中頑張って冷蔵庫管理してくれました。そんな陰の働き、ご苦労様。お陰でめぐみ館生の冷蔵庫の使い方に問題なく、今年の酷暑を乗り切ることができました。
そんなこんなで暑さ対策で乗り切りましたが、どうやら、夏の疲れも出てきている人がいるようです。自己管理を上手にしながら、秋の修養会に向けて、コンディション、体力を整えて生活していきましょう。

 

 

 
「ラジオ体操」
 1年生のI.M.さん、O.H.さんと、私の3人で、毎日6時30分からラジオ体操しています。眠いたい目をこすりながら、全身を伸ばして一日をスタートできるのは、中々気持ちのいいものです。
 人生の中で、自然の風を感じながらラジオ体操は、中々ありません。
「早起きは三文の得」です。お得な時間を一緒に味わってみませんか。    

(榎本)

 

 

 

 

<38人の中での自分の空間・仲間とのつながり>

 

 先日、仙台で行われた宮城敬和の会に行ってきました。皆さんの中にも、中学生の時に参加した人がいるのではないでしょうか。仙台の会場には、在校生や卒業生の保護者の方、卒業生、中学生の保護者の方と多くの方が足を運んでくださいました。
 敬和の会では、校長先生の講演はもちろん、皆の成長の様子がよく伝わるスペシャルなDVDなどが上映され、プログラムの最後には、出席してくださった皆さんとの懇談の時がもたれます。今回も、保護者の方から皆の成長の様子を聴いたり、卒業生から当時の学校や寮の様子を聴いたり、初めて敬和学園を知った方からはその感想を聴いたりすることができました。また、参加者の皆さんが敬和や寮、教育に対して考え思っていらっしゃることを聴くことができ、新しい視点が与えられる時間となりました。

 
 中学生の保護者の方からの質問に、「部屋割りは、どのようになっているのですか?」「テレビは何台ですか?」というものがありました。
 年に3回行われる部屋替えについて説明すると「ほぉー。縦割りの部屋なんですね。」と感想をいただきました。3年生部屋についてもお話すると、「3年生になると、一人部屋なんですか?」と質問されました。今まで、2〜4人部屋が当たり前で、そういうものだと思い込んでいたので、こちらも少し驚きましたが「いいえ、3年生になっても2〜3人部屋なんです。」と答えると、「3年間、ずっと誰かと一緒の部屋なんですね!」と驚かれた様子でした。
 思い返してみれば、めぐみ館の3年生、同じ部屋の仲間とも上手く距離を取って、自分の空間を作っています。点呼のときの様子も、それぞれ机に向かっていたり、ベッドで本を読んだりと様々です。でも、バラバラな感じはなく、同じ空気が流れています。居心地も良さそうです。
 先日、夏休み前はあまり事務室に来ていなかった3年生に聞きました。「最近よく事務室にきて3年生といるね。」「だって、よく考えてみたら寮生活もあと3ヶ月ちょっと。みんなそれぞれ進路で忙しいけど、一緒にいられる時は、ちょっとでもいられたらなって。そうしないともったいないと思って。」
 38人が暮らすめぐみ館の中に、1人や2人、また、もっと大勢の空間があって、それぞれの時を過ごしていること、寮生ってすごいなぁと思います。3年間の寮生活で、自分の空間を上手に作ることと、寮の仲間とつながること、両方を自分のものにしてくださいね!

(冨井)

 

 

 

 

<ラウンジが広々~!!>

 
 前期、ソファーの献品のお願いを呼びかけたところ、嬉しい事に各館に行き渡るほどの献品を頂きました。めぐみ館では前期に頂いたソファーと、後期に入ってからは、齋藤正幸先生のご家族の引越しの際に手放すことになったソファーを頂きました。
 実は、昨年から、少しずつラウンジを広々と使えるようにラウンジに置いてあったスチール製の大きな本棚を整理したり等、空間を広めに使えるようにと、既存のソファーの位置を変えたりしていました。
そこへ、何ともタイミングよく、それも違うところからにも関わらず、同じようなクリーム色のソファーを2つ頂けたのです。お陰で、ラウンジでは広々とソファーを並べて大人数でテレビ観賞できたり、学年ミーティングでもゆったりを座れるスペースとなりました。改めて感謝申し上げます。
 壁もすっきりと広がりを見せ、ラウンジが広々となったところへ、1000ピースのパズルが登場しました。これまた思いがけない空間になりました。
2年生のK.C.さんが、週末の半日で仕上げたと言って持ってきてくれたものです。

 

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<礼拝の話>

 
三年 M.M.
  毎日暑くて、嫌になってしまいますね。この暑さはまだまだ続くそうなので、がんばりましょう。
 今日は、夏休みに参加した韓国スタディーツアーについて話そうと思います。このツアーは、2年に一度夏休みに開かれ、石川学先生と、土屋先生と一緒に1週間、日本と、韓国の問題、特に、韓国の日本植民地時代のことについて学ぶツアーです。
 日本軍によって連れ去られ、戦地で性暴力を受けた慰安婦と言う女性達の問題など、日本植民地時代に日本が挑戦に対してどれほどひどい事をしたのかを、見て、学んで、自分の無知さが恥ずかしくなる内容ばかりでした。でも、韓国で見て、聞いて、沢山のことを感じて、考えさせられました。なぜ日本で韓国が「近くて遠い国」と呼ばれるのかが分かります。あと、北朝鮮と、韓国の国境である板門店に行ったりもして、そこは韓国や北朝鮮の軍人さんもいて、独自の緊張感もあり、まだ休戦状態なのだという事実も思い知らされました。
勉強だけじゃなくて、韓国の高校生と関わったり、韓国料理を食べたり、買い物とかもしました。
毎日びっちっりとスケジュールがあって、夜は10時くらいまでミーティングがあって、結構ハードだったけれど行って良かったと思います。
 日本の教科書には絶対に載っていないこと、その場所に行かないと分からない事が数多くあるので、1年生は、再来年にまた韓国スタディーツアーがあるので、参加してみてはと思いますし、2,3年生は二本と韓国の関係について考えてみてはどうでしょうか。