自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/06/12
菜めし・ししゃもフライ・野菜ソテー・坦々スープ・牛乳・ミニアクレア
週末のフェスティバルが終わり、今日から平常授業。朝の校舎内を見回ると戦いの残骸や、祭りの余韻はまったくなく、いつでも授業が再開できるように整えられている。おそらくクラス担任と生徒有志、寮生のボランティアで片づけをしたのだろう。ランチに並ぶ生徒の様子も、いつも通りに戻った感じだ。
学園祭部門だけでも準備が大変なのに、バザー、オープンスクールと二つもイベントを追加して来校者総数はのべで1000人を越えるフェスティバル。ともすると忙しさに追われ後片付けがおろそかになりがちだ。
しかし、敬和では普段からの「労作」精神が生かされている。選抜リレー終了と共に労作の時間を設け、片付け、復元を行う。その後、表彰、フォークダンスとエンディングを迎える。テントもなくなり、少し寂しい感じのグラウンドで、間が抜けるようだが、この時間が大切なのだ。
全力を出し切った高揚感が少し静まり周囲へ目をやると、懸命に片づけをしている仲間、保護者、教職員の姿に気付く。自分ひとりでフェスティバルを作ったわけではないこと、支えられていたことへの気付き、感謝が生まれる。
今年も労作後の表彰の後、チーフ全員が本部に向って感謝の言葉を述べた。51年目も伝統は受け継がれている。
(S・K)