毎日の礼拝

毎日のお話

2017/12/19

出口 崇(日本聖公会下鴨基督教会司祭)

マルコによる福音書 8章27~30節
私は若い頃、やらなければならない事を先送りして外国をぶらぶらしていた。海外へ行っても旅行者としてしか見られない生活で、海外の引きこもり状態だった。そのような時、「どこにいっても一緒だ」と言われ、言葉の重みを感じた。今日の聖書は、イエスと弟子達のやり取りだ。イエスは、後に自分を裏切る事になる弟子の弱さ、失敗も受け入れ、共にいて下さる。クリスマスは、「おめでとう」と「ありがとう」の時だ。神は、理由はともかく、私達を良しとして下さり、生きる事を望んでおられる。私達は出会いに気づき、どこにいっても誠実に物事に関わりたい。