自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2017/12/01
菜めし・サケ塩焼・ほうれん草おかか和え・ちゃんぽんスープ・牛乳・みかん
サンテグジュペリの「星の王子様」に、「本当に大切なものは目に見えない」という言葉がある。
聖書にも、「神と富との両方に仕えることはできない」とある。
この「神」は、目に見えない大切なもののことだし、「富」は目に見える世界をあらわす。
俺たちは毎日、目に見えるものの為に働いている。だが、時々、特に人生の大切な場面では、「目に見えないもの」の大切さを思い出さねばならぬ。
何故か?
それは、その方が幸せになれるからだ。
俺が勤めていた洋酒メーカーを辞めたのは、ちょうどバブル経済全盛の折だった。
株価が一日で倍になり、通りには高級車が走り、食卓には世界中の珍味が溢れ、余ったものは捨てられた。
「こんなことしていていいのか?」と、小心者の俺は不安になってきた。
聖書の「神と富の両方に仕えることはできない」という言葉が心に響いた。
妙に心に響いて、頭から離れなくなった。
そんな時、「敬和で働いてみないか?」と声をかけてもらった。
敬和に来てみると、体育館に大きく、「目に見えないものに目をそそごう」と書かれていた。
今日のランチはちゃんぽんスープ。
ランチをおいしくしているのは、作る人たちの愛情。
そして共に食卓を囲む仲間。
(T.H)