自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2017/11/07
ソフト中華麺(麻婆ソース)・かに玉・中華和え・牛乳・柿ゼリー
また50周年の話で恐縮だがご容赦いただきたい。O先生とH先生、広報Yさんの大変なご尽力で完成した記念誌を読んでいる。O先生の敬和新聞のコメントを拝見すると「記念誌は人に読んでいただくことで始めて完成します。」とあった。けだし至言である、と感じ入り毎日少しずつ目を通す。
黎明期のことを書いたさまざまな文章から、創立までの様々な奇跡を感じることができる。源流が明治中期の短命に終わったキリスト教主義学校にあること、初代校長太田俊雄先生の召命のお話などは、御心の深遠なるを知るエピソードだ。
明治開港の五港の内、なぜ新潟にだけキリスト教が根付かなかったかを考えるのも興味深い。先達の苦労は、しかし開港100周年でようやく実るのである。積み重なった祈りを思うとき、この学校が譲ってはならないものの重さも同時に感ずるのだ。
50周年を迎えた今年、世界情勢は不安定化しているとみて間違いない。こんなとき、よるべきものがあるかどうかで、対応は大きく変わる。根ざすものを忘れず、愚直なまでに教育にあたらねばならない。記念誌と今日の中華三昧ランチは、私たちにそう語りかけているのである。
(S・K)