自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2017/10/31
めぐみ館のテーマは… 「PIZZA」
~従来の生地を生かし、新しく焼き上げるピザ。色とりどりの個性豊かなトッピング~
世代交代と時となり、3年生からバトンを受け継いだ2年生は、これからのどんなめぐみ館を築いていきたいのか、ミーティングで話し合いを重ねました。話し合いは、和やかな雰囲気で進められています。めぐみ館のテーマ「PIZZA」について、新ブロック長のSさんが、のぞみ寮の全体礼拝の中でお話をしてくれました。(お話は、のぞみ通信 10月号に掲載されています。)
~まずは、PIZZA作りから~
生地からPIZZA作りがスタート。にぎやかに手際よく進められました。2年生全員でまずは、実食。共に作り、食べる。熱々のPIZZAを食べながら、テーマへの思いが一段と深まった時・・・次回は、1年生、3年生へもPIZZAを食べてもらうことも計画中の2年生です。
テーマ“PIZZA”に込められた2年生の願いが、どのような形で進められ深められていくか楽しみです。世代交代をし、それぞれの役割を担う姿は頼もしい限りです。伝える難しさにも直面しながら、先輩たちの大きさをあらためて感じています。失敗を恐れずに、一つ一つの課題に誠実に向き合い、居心地のよいめぐみ館作りが進められていくことができるようにサポートしていきたいと思っています。(小菅)
礼拝のお話
「幸せを考える~父との討論の時間から~」 1年 K.Y
私は、父といろんなことについて討論することがあります。父との討論の時間がとても好きです。最近では、夏休み中、大分の祖母の家に行く車の中での討論会が行われました。
その日の議題は「動物園の動物と野生の動物は、どちらが幸せか?」というものでした。父が“動物園の動物側”、私が“野生の動物側”に立って討論がスタートしました。
私がすかさず、「野生の動物は、動物園の動物と違って家族とずっと一緒に居られるし、伸び伸びと暮らせる。それこそが動物の本当の生き方だし、幸せなのではないか!」と言うと、父は「野生の世界は厳しいから、生きることは難しい。動物園の動物は、えさも十分にもらえる。飼育員さんとも家族のような関係になれるのではないか!」と反論してきました。こんな感じでたくさんの意見を次々に出していくのですが、結局どっちもどっちという結論になってしまい、どちらが幸せか分かりませんでした。
ですが、幸せというのは、その人自身にしか分からないことだし、その人が思うことです。また、つらいことがあったり、ひどい状況におかれていたとしても、人生を最大限楽しもうと思う気持ちを持てば、幸せをつかむことができるのではないでしょうか。
私は、いつも少しうまくいかないことがあるとネガティブになり落ち込むという悪循環に陥ってしまいます。これからは、今置かれて居る場所に文句を言うのではなく、そこでどれだけ楽しむことができるかを、しっかり考えながら日々を過ごしていきたいと思います。
「動物園の動物と野生の動物は、どちらが幸せか?」この答えはあなた次第なのではないでしょうか・・・。
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1年生の初めての礼拝のお話の掲載が終わりました。すでに、2回目の礼拝のお話も順番に回っています。学校、寮生活を通して、自分と向き合い、仲間の存在を感じたことで、お話がどんな風に語られていくのかとても楽しみです。
~3期定期テストを終えて~
テスト期間中の集中力はすごいです。館内は、普段の自習時間を上回る静けさです。「家にいたら、机に向かうことは、あんまりなかった」「友達と一緒だと、なんだかやりたくなってしまう。」とぽつりとつぶやいていく1年生がいました。春より確実に学ぶことへの意欲が向上している感じるテスト期間でした。(小菅)