毎日の礼拝

毎日のお話

2017/05/16

冨井 愛(音楽)

ルカによる福音書 24章38~39節 赤ちゃんの五感の中で発達が早いのは触覚だが、成長につれ視聴覚の情報量が多くなる。体験したワークショップで、人差し指だけでも多くの事が感じられる事がわかった。ITの普及で、更に言葉と視聴覚による情報量が増えた。相手を見ずに言葉だけがやりとりされ、皮膚感覚が軽視されて臆病になる。古くから、「肌が合う」「皮肉」「琴線に触れる」など、視覚や聴覚で捉えられない現実を把握するために使われている言葉がある。人間関係で、皮膚感覚が重要な役割を果たしてきた証だ。リアルな皮膚感覚を与えてくれる、生身の人との関わりを大切にしたい。