毎日の礼拝
毎日のお話
2017/05/12
山口 和憲(聖書科)
マルコによる福音書 3章1~6節
私はお年寄りに席を譲ろうとして、断られた事がある。恥ずかしさと後悔があった。今日の聖書は、イエスが安息日に手の萎えた人を癒す場面だ。イエスは、その人のためにはためらいがなく、先送りもしなかった。友を助ける時、なりふりかまわず必死で、体裁もなく演技の入る余地はない。本来の自分がいて、そこに私が生きている事に気づく。人生という舞台で、休みなく「役者」として生きるのではなく、休みながらも「自分自身」として「本気で」生きていければと願う。