毎日の礼拝

毎日のお話

2017/03/15

高岡 伸子(国語)

使徒言行録 9章17~19節 今日の聖書は、パウロの回心の箇所だ。「目から鱗が落ちる」の慣用句は、ここからきた。私は修養会で南三陸に行った時、宿泊先でホテルマンの斉藤さんと出会った。彼は新潟のテレビ局のアナウンサーをしていたが、被災地のために働きたいと行動した。私には彼の姿がずっと残り続けた。自分のやるべき方向性がしめされたようで、「目から鱗」であった。チャンスをつかむのも、逃すのも自分自身のあり方だ。私は彼を知って、ささやかながら自分のできる事で少しずつ実践している。