毎日の礼拝

毎日のお話

2017/02/28

小田中 肇(教頭)

ペトロの手紙 Ⅱ 3章8節 ノルウェーの昔話に「森を越える靴屋」の話がある。王女のいる城に向かうために森の木を倒しながら進んでいくが、また生えてくる。木を倒すのでなく、越えて行く方法が良いと気づく。ここで、木は罪や悪だ。人生の課題を追求して旅立つ時、罪や悪の問題と出会う。それらを根絶しようとするのではなく、罪や悪の中でも善を願い続ける事。悪を破壊するのではなく、小さくても愛の業に励み続ける事。それこそが人間が悪を越えて行く、唯一つの道だと思う。